第2回アンティーク検定・前日

 いよいよ明日は第2回アンティーク検定の受験日です。
 東京のお天気は、残念ながら雨模様の予報ですが、少し涼しい分、頭も働きますよね!?
 これまでの対策ブログにざっと目を通し、あとはリラックスして、受験に臨んでいただければと思います。
 
 今回3級を受験し、目出たく合格された方は、次回是非2級にトライしてみてください。
 2級を受験し、目出たく合格された方は、次回、初の1級の検定が行われますので、是非初代合格者となっていただきたいと思います。2級に関しては、一部合格という制度もありますので、今回合格された一部科目については、以降2回分の再トライ時には免除合格となります。
 
 3級と2級の間には、やはりそれなりの知識・レベルの差があります。
 これは、他の検定試験、例えば英検なども同じで、英検3級を履歴書に記載しなくても、英検2級なら履歴書にも書けますよね。つまり、3級は、アマチュアとして「知っている」と言えますが、2級になれば、プロとしても通用するレベルの最初の級と言えるでしょう。
 
 2級以上の級は、西洋アンティークを正しく理解するために、基礎となる「西洋美術史」、そして、ヨーロッパで実際にアンティークを買う際に、アンティーク商とコミュニケーションができるための「外国語(英語またはフランス語)」、現在の市場はどうなっているのかを把握している「現代時事アンティーク」の科目が加わります。主軸である「西洋装飾美術工芸史」も、やはり専門的になります。
 
 しかし、日本には多くの有益な書物が存在し、「西洋美術史」に関しては、こういった本を1冊通読すれば、答えられる問題ですので、それほど難しくはありません。類似試験で美術検定というのがありますが、こちらは時代も古代から現代まで、また西洋美術史だけでなく日本美術史も含まれ、難関な試験です。この美術検定よりは、範囲が狭い分、易しいと言えるでしょう。
 
 「外国語」については、語学能力を問うものでは一切ありません。たとえば、オークションカタログに記載されている言葉がわかるかどうか、それもごく基礎的なものです。この写真はフランス語のオークション・カタログですが、86のTravail françaisというのは、「フランス製品」であり、89のTravail Italienは「イタリア製品」ということ、circa 1960とあるcircaとは、「約」という意味、このようなごくごく基本的なことです。

 

オークション・カタログ

オークション・カタログ

 
 
  
 「現代時事アンティーク」は、初回の受験者の方も、最も難しい!と悲鳴をあげていましたが、これこそ普段からちょっとだけアンテナを張って、美術雑誌や美術マーケットに関するニュースを目にしていれば答えられる問題にしています。

  
 そうはいっても、検定試験公式テキストのような参考書が存在しない中で(3級には当協会編「公式ハンドブック」があります)、どうやって勉強してよいのかわからない、という方もたくさんいます。

  
 そのために、いくつかのカルチャー機関にて、対策講座を実施していますので、これらの講座を受講し、その中で一緒に学ぶという方法もあります。

  
 この度、対策講座を一定時間数以上受講した方には、2級以上の検定につき、免除資格を設けることになりました。たとえば、アンスティチュ・フランセ東京で「フランス・アンティークの世界と鑑定」を20時間以上受講した方には、外国語・フランス語の科目は免除合格となります。これは、フランス語を用いたアンティークの授業を、フランス語の映像などと共に学んでいますので、受講された方は、そこで理解した、とみなされるためです。

  
 詳細につきましては、本日更新しました、公式認定校のページをご覧ください。

  
 それでは、明日の受験、どなたさまも万全を期して臨まれますよう!
 
 


第2回アンティーク検定・対策ブログ=その6=

 受験者のみなさま、いよいよ検定試験は3日後に迫ってきました!
 
 といっても、アンティーク検定は大学入試でも国家資格試験でもありません、そもそも「落としてふるい分ける」ための試験ではありませんので、わからない問題も(そんなのはどうせ考えてもわからないので)、終わった後に調べて理解して、そしてアンティークの世界をより深く好きになってくだされば、と思います。
 
【3級】
 
・ヴェルサイユ宮殿では、絶対王政が確立後、宮殿での序列やマナー、エチケットが厳しく決められていました。たとえば食器でも、純銀に金のコーティングがされているものは、国王夫妻と、王太子夫妻のみ。さて、こういう銀食器をなんと呼ぶのでしょう?
 
・日本人にも大人気のブランド、エルメス。バッグの有名なシリーズには、それらが名付けられた由来がありますね。
 
・ヨーロッパではXX様式、とXXにその時代の統治者(国王や皇帝…)を表すケースが多いですね。例えばフランスの19世紀後半の装飾様式は、ナポレオン3世様式、または第二帝政様式、などと呼んでいます。
 
【2級】
 
(外国語・英語)
 
・家具の素材である木材の名前を英語で何と言うか、憶えておきましょう。桜の木はcherry、では、oakは何の木でしょう?

 
oak
 
 
(現代時事アンティーク)
 
・20世紀、高貴な人物や有名人が美術品・装飾品をコレクションし、死後にオークションにかけられた、という現象がよくありました。中でも総額で最も高値が付けられたコレクション、知っていますか?
 
・6月下旬の現在、世界一の規模で行われているアート・フェアがあります。まさに今日から、検定試験の日までの4日間!
 
 


第2回アンティーク検定・対策ブログ=その5=

いよいよ検定は1週間後となりました!
受験票はお手元に届きましたでしょうか?
受験会場は、上智大学の11号館、7階です。
正門を入ってまっすぐ歩き、メインストリートを右に曲がり、一番奥の建物まで歩きます。
(正面左手に守衛がいますので、わからなかったらお尋ねください。)
会場へは余裕を持っていらして下さい。
遅刻は15分までは認められますが、終了時刻に変更はありません。
 
〜〜〜
 
【3級】
 

・お手元の金製品に彫ってある数字を、じっくり確かめてみてください。何と彫ってありますか?18ctあるいは18K?さて、この18という数字はなんでしょう?他の表記法も、ありますね。

 
18k_750
 
 
 
・人物名がそのままブランド名になったものと、そうでないものがありますね。たとえば「ドーム」は人の名前ですが、正しくはドーム兄弟で、オーギュストとアントナンの2人です。
 
・大湧谷の影響で観光客の足が遠のいている、箱根。ここには多くの、アンティーク・西洋装飾に関係のある美術館があります。どんなところがあるか、知っていますか?
 

【2級】
 
(西洋美術史)
 
・人物の彫像、代表的なものを憶えておきましょう。ミケランジェロからロダンまで・・・大抵はタイトルが人物名であることが多いですね。
 
・油彩画が確立したのは、それほど古いことではありません。いつごろ、どこで、誕生したのでしょう。
 

(西洋装飾美術工芸史)
 
・フランク・ロイド・ライトの建築が日本にあったのをご存知ですか?それはどこでしたか?

 
Imperial_Hotel_Wright
 
・イギリスで大流行したモーニング・ジュエリー。特徴のある素材が使われていましたね。
 


第2回アンティーク検定・対策ブログ=その4=

*本ブログは、検定を受ける方の参考のために書いているお話です。この中にヒントとなるアンティーク用語・美術用語は出ていますが、実際に出題される問題や回答をそのまま掲載していることはありません。またブログの内容に関するお問い合わせにはお答えすることができません。本協会は中立的な立場で検定試験を実施している団体ですので、ご了承ください。
 

【3級】
 
・代表的な陶磁器メーカーのバックスタンプを知っておきましょう。例えばマイセンは、この2本の剣のトレードマークでしたね。
 

meissen_stamp
   
・アンティーク、ジャンク、ラビッシュ、ヴィンテージ、コレクタブル…いろいろな呼び方がありますが、どんな使い方をしているのでしょう。
 
・純銀と銀メッキ、どう違うのでしょう?銀メッキが発展したきっかけは何だったのでしょう?
 
・「ボーン・チャイナ」って何だか、知っていますか?
 

【2級】
 
(現代時事アンティーク)
 
・世界的に有名なオークションハウスはいくつかあります。どこの国で、いつごろスタートしたものなのか、特徴は・・・?
 
・日本でも同様に、公開型のオークション会社は存在します。どんなところがありますか?
 
(外国語・英語)
 
・家具に使われていた木材、時代と共に変化していきます。それぞれの木材の英語名、わかりますか?
 
・よく耳にするワシントン条約 (Washington Treaty)。これにより、輸入できなくなった骨董・アンティークの素材がありますね。
 
 


第2回アンティーク検定・対策ブログ=その3=

【3級】
 
・日本で代表的なアンティーク・フェアの名前を知っていますか?東京では骨董ジャンボリー、さいたまスーパーアリーナ骨董アンティークフェア、アンティークフェアin新宿、平和島骨董市なんてのがありますね。関西で最大のフェアは、京都大アンティークフェアでしょうか。
 
・テーブルウェアのアンティーク品は、「これって何に使うもの?」という疑問がわいて、楽しいもの。これは何かわかりますか?
 

toast_rack
  
・今日本でも人気の北欧アンティーク。北欧ってところでどこの国?
 
・陶器と磁器の違いは、もちろん割ってみなくてもわかります!叩いてみて、キーン、という澄んだ音がするのは?
 
【2級】
 
(西洋美術史)
 
・有名絵画は、絵のタイトルだけでなく、それがどこにあるか(なぜそこにあるか)を知るのも大切なことです。例えば「最後の晩餐」・・・
 
・バロック、ロココ・・・言葉の語源を知っていますか?
 
(西洋装飾美術史)
 
・ウェッジウッド、ロイヤルクラウンダービーなどの有名な陶磁器窯は今も続いており、有名シリーズ製品が存在します。代表的なシリーズは、知っておきましょう。マーケットなどでもよく見かけるものです。
 
・アール・ヌーヴォー期のガラスには、色々な技法が施されています。アプリカシオン、ヴィトリフィカシオン、パチネ・・・それぞれの意味を憶えておきましょう。これは、ドームのヴィトリフィカシオンです。
 

daum_vitrification
 
 
 


第2回アンティーク検定・対策ブログ=その2=

 前回に引き続き、第2回アンティーク検定の対策blogです。
 
【3級】
 
・アンティークというと、ヨーロッパばかりに目がいきがちですが、アメリカのものもあります。『ファイヤーキング』とか『ベークライト』って、なんだか知っていますか?
 
fireking
 

・日本の骨董で使う言葉と、西洋アンティークで使う言葉、言葉は違っても意味や技法は同じ、ということがあります。『染付』、『切子』って、なんだかわかりますか?
 
【2級】
 
(現在時事アンティーク)
 
・北欧の家具作家の代表的な椅子を憶えておきましょう。ウェグナー、ヤコブセン、フィン・ユールなど、日本でもリプロダクション品はよく見かけますね。
 
・リニューアルされた、国立西洋美術館。ここの所蔵品の由来を知っていますか?
 
(外国語・英語)
 
・Japonisme と Japanning の違い、わかりますか? 
 


第2回アンティーク検定・対策ブログ=その1=

 いよいよアンティーク検定まで、あと2週間となりました。
 受験するみなさんは、普段から、アンティークや美術に興味のある方達ですので、特別な勉強が必要なわけではありません。でも、知らないことを知る、という好奇心はとても大切です。
 これから試験日までの間、こんなことを中心に、おさらいしてみてください。
 
【3級】
 
・「アール・ヌーヴォー」、「アール・デコ」という名前の由来はなんでしたでしょう?
 
・クリスタルとガラスの違い・・・クリスタルには鉛が含まれています。その鉛クリスタル(レッドクリスタル)が開発された国は?
 
・アンティーク・ドールで『ジュモー』というメーカーがあります。よく聞く名前ですね。どこの国の工房?
 
・優雅なティータイム。カップ、ソーサー、プレートと3点セットのものを何と呼ぶでしょう?
 
trio
  
 
・ジュエリーでよくあるカメオ。ストーンカメオとシェルカメオがあります。カメオってそもそもどんな意味?
 
・銀食器。英語で言う『スターリング・シルバー』、銀は何%入っているのでしょう?
 
【2級】
 
(西洋美術史)
 
・美術家と美術商(アートディーラー)の関係は、切っても切れない関係。ドガ、ルノワール、ピカソ、ポロックの画商は、それぞれ誰でしたか?
 
・スキャンダルを巻き起こした、マネの『オランピア』。この絵には構図の元となる絵画が存在します。それは・・・?
 
・絵を実際に美術館で見ると、想像していたよりもサイズが大きかったり、小さかったり・・・画集やインターネットでは、イマイチそのサイズ感が頭に入らないものです。たとえば、ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』と、ダヴィッドの『皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式』の絵、さてどちらが大きいか、答えられますか?
 
(西洋装飾美術工芸史)
 
・今年創立240周年を迎えた、ロイヤル・コペンハーゲン。バックスタンプの意味を知っていますか?
 
royal_c
 
・マイセンの中での有名シリーズ、『ブルー・オニオン』。青いタマネギって?
 
・天然鉱物の中で最も硬いダイヤモンド。このカットは時代と共に進化してきます。現在主流のカットは、何面体あるのでしょう?