第3回アンティーク検定を終えて

 第3回アンティーク検定を受験されたみなさま、お疲れ様でした。
会場は、全館空調のみで、音と風のうるさいエアコン暖房を切った状態で行ったため、多少寒かったかもしれませんね、でも頭を働かせるためには、ほどよい温度だったと思います!?
 
 
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 3級も2級も、時間的な余裕は十分にあったかと思います。
 終了時刻の10分前になると退席できませんので、その前に退出された方もずいぶんいらっしゃいました。迷った問題はともかく、考えてもわからない問題は、最初の勘が正しい、ということも多々あります。
 

 このアンティーク検定は、西洋アンティークの世界を、多岐にわたった方向から出題をしています。
 ものの見方に精通する、というのはもちろんですが、日本のマーケット事情、世界のマーケット事情なども意識した、アンティークの世界の「生きた」知識や事情、という点において、ただ机上での勉強だけではなかなか知る事のできない事象なども問われます。
 
 でも一番大切なのは、合否や点数ではなく、あのわからなかった問題はなんだったんだろう、と、試験を通して、新しいことを知る好奇心を養うこと。できなかった問題に関しては、より詳しく知りたくなる、という習性がありますから、結果として、意識した知識が身に付くのです。試験、というと、学生時代の嫌な想い出が多い方が大半ですが、このアンティーク検定に関しては、試験は確認の場であると同時に、新しい好奇心を生み出す場でもあるのです。
  

 合否通知、および認定証につきまして、年末年始の多忙時を避け、1月中旬頃の発送、としておりましたが、採点・合否判定に関して事務局内で早めにまとまったことから、受験者のみなさまへは年内に結果をお送り致します。
 

 今回合格された方は、是非次回も、上位級を目指していただければと思います。
 

 残念ながら不合格となった方も、是非次回は合格を目指して、引き続き興味を持って頑張っていただきたいと思います。
 

 1月より、各種対策講座が開講されますので、お早めにお申込みくださいね。
 


第3回アンティーク検定・お役立ちblog5

 いよいよ日曜日に迫りました、第3回アンティーク検定。
急に寒くなりましたので、受験者のみなさま、体調管理にはご注意くださいね。
 

 さて、最後のお役立ちblogをお届けします。
 

=3級=
 

・アール・ヌーヴォー、アール・デコ、それぞれいつ頃に起こった美術様式だったでしょう?
 

・陶器と、磁器。区別がつきますか?どんな違いがあるのでしょう?
 

・先月、史上2番目の大きさとなる1111カラットのダイヤ原石を、カナダのダイヤモンド会社がアフリカのボツワナで発見したと発表がありましたが、さて、カラットって、そもそも何でしたでしょう?
 

・ノリタケは日本のメーカーですが、洋食器を手がけていることから、西洋アンティークの分野にて、マーケットなどでも、よく見かけます。「オールドノリタケ」って、いつ頃のものを言うのでしょう。
 

=2級=
 

・ルネッサンス絵画。同じイタリアでも、フィレンツェとヴェネツィアでは、その特徴にやや違いがあります。大きな違いとは、何でしたか?
 

・版画、と一言で括っても、いろいろな種類があります。木版画、石版画、銅版画・・・。それぞれの技法の意味を正確に知っておきましょう。
 

・東京・上野にはいくつかの美術館がありますが、今年2015年、話題となった展覧会がいくつかありました。絵画では、会期最後になりましたが、東京都美術館の、マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展などが人気のようですね。国立西洋美術館では、フェルメールの真筆か否かも含めて話題になった、「聖プラクセディス」が話題になりました。
 
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・バロック、ロココ、マニエリスム・・・美術界で必ず出てくるこれらの用語、そもそもの意味を知っていますか?
 

・日本各地の美術館、中でも装飾美術工芸に特化した美術館が、公私立を問わず、全国にいろいろあります。例えば、箱根・ラリック美術館、堺アルフォンス・ミュシャ館、ノリタケの森、北澤美術館、など。どんなものが展示されているか、知っていますか?
 

・タレントで作家、というのは昨今珍しくないですが、今年はタレントさんで公募展に入選して話題になった方がいましたね。
 

 こんなところにしておきましょう。
 受験者のみなさま、日曜日、頑張ってくださいね!
 


アンティーク検定・直前対策勉強会を終えて

 11/29(日)に、1週間後に迫った第3回アンティーク検定のための、直前勉強会を行いました。
 

 場所は、前回の受験者がオーナーでもある、東京都品川区のカフェ。本来は日曜休業のところ、特別にこの勉強会のために貸し切りで開けていただきました。
 

 カフェで、プロジェクターやスクリーンの設備がないことから、少人数に限定して参加者を募集したところ、特に2級では定員を超える申し込みがあり、その熱心なモチベーションに、多少窮屈ながらもみなさんと一緒に、楽しく勉強会を実施することができました。
 

2級
  

 試験のための対策、というと、どんな問題が出るのか?と、正解を解答することばかりに神経が集中してしまいがちですが(当然ですね)、そもそもこの検定試験の目的は、これまで日本には系統立てて学ぶことも、その手段や術もあまりなかった西洋アンティークという世界を広める、知ってもらう、興味を持ってもらう、ということで始まったのです。ですので、正解を解答するのはもちろん大切ですが、そのプロセス、好奇心、これらを大切にしていただければ、と思っています。
 

 本検定試験の監修者・岡部昌幸先生がティータイムよりご参加、美術史を中心に解説してくださり、引き出しが豊富すぎていろいろ興味深いお話をされると、直接試験には関係ないことであっても、みなさんとても熱心に耳を傾けられていました。
 

 来年から、不定期開催ではありますが、時折日曜日にこうした勉強会&ティータイム&懇親会、といったアンティークの会を開催できれば、と思っています。
 

 さて、試験のヒントなる話題を少し。
これは、『フローラダニカ』のプレートで、19世紀後半のもの、オークションハウス・Sotheby’sに出品されたものです。
 
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 Sotheby’sといえば、世界最古のオークション会社、現在では株式も上場しています。
 

 ちょうど、ロイヤル・コペンハーゲンのお話をしていたところ、カフェのオーナーが最近1枚手に入れた、という『フローラダニカ』のプレートを見せてくださいました!
 

 やはり、品格のある、手描きの絵付けが見事なポースレンですね。