三菱一号館美術館にて、『オルセーのナビ派展』が開幕しました。副題は、「美の預言者たちーささやきとざわめき」。
ゴーギャンを師とし、前衛的な活動を行ったナビ派の作家、ボナール、ヴュイヤール、セリュジエ、ヴァロットン、ドニなどの逸品が展示されていますが、今のわたしたちの目には、前衛的どころか、「かわいい〜」になってしまうほど、愛らしい作品のオンパレードです。
その中には、ヴュイヤールが絵付けをした、磁器のお皿も展示されています。リモージュ・アビランドの生地を示す刻印が入っています。
絵画における「装飾」という機能に関心を持っていたとされるナビ派の作家たちは、絵画以外にも、舞台芸術、装飾画、ステンドグラス、工芸、グラフィックデザインなど、さまざまな世界で活躍します。
ナビ派の装飾については、4月期のよみうりカルチャー恵比寿、目黒学園カルチャースクールにてプログラミングしています。