日別アーカイブ: 2018年10月26日

ミュシャ展、フラゴナール美術館、そしてドーム・デュ・マレ

 5日目、いよいよ研修も最終日になりました。
 今日はリュクサンブール美術館のミュシャ展見学からスタートです。
 ベル・エポックを代表するポスター画家、ミュシャの展覧会は本研修のテーマにぴったりなのですが、フランス人にも大人気なため、連日長蛇の列、予約をしてある我々のグループが入館したときには、もう人息ムンムンの状態でした。
 
 


 
 その後、ちょうど近くのサン・シュルピス広場で開催されているアンティークマーケットを散策、お昼ご飯返上で、マーケットに繰り出す研修生。このマーケットは場所柄(サン・シュルピス広場は、カトリーヌ・ドヌーヴも住んでいる高級エリアなのです)やはり質の良いもの、すなわちお値段もそれなりの一級品揃いですが、研修生たちもそれなりに場数を踏んできており、交渉もお手の物。みなさん良いものを買われたり、あるいは目の保養をたっぷり楽しんだりしていました。
 

 午後はフラゴナール香水美術館にて香水や香水瓶の歴史を解説していただきました。フランスに来ると香水の匂いがあちこちでする、のは本当で、それはなぜなのか、どんな香水がどんな時代に発達したのか、香水の三要素とは?香水はどこにどうつけるのが正解?といったことを、ベテランのガイドさんにお話いただきました。
 
 


 
 夜のカクテルディナーは、ドーム・デュ・マレへ。ちょっと分かりにくい場所ゆえ迷った方もいらっしゃいましたが、「隠れ家」度のかなり高い場所です。そもそも開いている時間より開いていない時間の方が多いという、知る人ぞ知る、なレストラン。ここは元オークション会場だった場所で、18世紀末の建物、クーポールが美しい素敵な空間です。その昔、今の厨房の場所にオークショニアが控えていて…なんて解説を聞きながら、美味しいお料理をいただきました。お料理は現代風で洗練されていて、とても優雅な最後のひと時を、研修生のみなさんと一緒に。
 
 
 

 全員がディプロマを取得、楽しい5日間の研修が終了しました。