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第3回アンティーク検定講習・2級=後半の部=

2月の3連休、雪予報で脅されていましたが、幸い東京はそれほどの大ごとにはなりませんでした。この連休の土日は、アンティーク検定講習・2級の後半の部が行われました。
 
通算3日目となる土曜日は、「英語」の授業でスタート。日本で普段暮らしている大人にとって、英語で物事を考えたり表現したりすることは滅多にないものですが、アンティーク検定試験2級以上には外国語(英語またはフランス語)の科目があります。対象が西洋アンティークですから、論文とまではいかなくても、対象となる工芸品をどう表現するか、色、サイズ、時代、状態、それらを英語で表現する方法を学びます。
 

絵画のサイズは縦と横のどちらから言うのか、ある立体のもののサイズを表す場合、高さ、長さ、奥行きはどういう順番で言うのか、知っていますか?
 

2限目は、写真、写真製版、版画、フォトコラージュなど紙モノの世界について学びます。アンティークではよくリトグラフなどのポスター、ポショワールの絵などもありますが、それぞれどんな技法で作られているのか、木版画と銅版画は主にどんな時代に誰によって製作されていたのか…学ぶことは尽きません。

実際にアンティークの写真を見て、写真なのか写真製版なのか、区別の仕方を教わり、目が疲れたところで、ランチへ。雪が舞うことはなかったですが、キリッとした寒さの中、少し歩いてリヴィエラ・カフェへ。
 

午後の講座は、2級受験者泣かせの科目「現代時事アンティーク」について、美術館に勤める現役の主任学芸員の講師より、アートフェアや美術館に関する現代事情を学びます。なぜアートフェアにはビエンナーレとかトリエンナーレといったイタリア語が使われるのか、現代のアート市場における日本の立ち位置は?日本の建築家は海外でどう評価されている?そんなお話をたっぷり学びました。

 

最終日は、午前中にアール・ヌーヴォーに関する講座を受けた後、午後はいよいよフィナーレ、アール・デコの館と言われる東京都庭園美術館へ。案内は本検定試験監修者の岡部昌幸先生です。普通ならすぐ建物の中に入るのですが、この庭園美術館の歴史や裏話、誰も知らない誰も書かない逸話など、美術館運営に関わった人しか語れない生の証言を聞くのも楽しいものです。

現在展示中のフォトコラージュはちょうど前日の授業でも話題に出ましたので、展示もじっくり鑑賞し、そしてCAFE TEIENにてディプロマ授与、全員が全単位を取得、晴れてアンティーク鑑定2級の認定を受けることができました。


 
受講生のみなさま、寒い中、全4日間に渡る集中講習、本当にお疲れ様でした。次は1級の検定試験を目指して、アンテナを張り続けてくださいね!