第6回アンティーク検定を終えて

 6月18日(日)、第6回アンティーク検定が実施されました。
 

 前日には、本検定の監修者による直前対策勉強会が開かれ、参加者の方々は翌日の問題のヒントが隠されているであろう監修者・岡部昌幸先生のお話を真剣に聞く姿が。何名かの方は、遠方から泊まりで上京されていて、その真剣ぶりが伺えます。
 

 今回は、多くの若い大学生も受験していました。
 骨董やアンティークというと、一昔前までは、中高年の趣味・楽しみであり、若い人は新製品のトレンドを追う、というのが定番だったのですが、このところ、少し様相が変わってきている気がします。
 

 アンティーク雑貨店を構える店主の方にお聞きすると、「若い人は、古着や古物をおしゃれだ、と思う人が最近増えてますよ。最近はどこにいってもチェーン店しかない、高級ブランド品は手が届かないし、バブル期のように、それらに対する憧れもない。そんな中で自分らしさを表現できるものの一つが、まさにアンティークなんです」と。そして「最初は感性だけで、わぁかわいい、素敵、と入ってくる。できればそのものの歴史は背景も身につけると、もっと楽しめると思うんですけどね。」
 

 自分が身につけているものの知識を深めていくのは、楽しいものです。たとえばアンティークのガラスボタン、チェコで作られたものがあります。なぜチェコでガラスが?ボヘミア・ガラスって、いつ、どうして作られたのか、ヴェネツィア・ガラスとはどう違うのか、今のヨーロッパのガラス産業は、どういう展開になっているのか・・・そんな背景を知りながら、チェコで作られた可愛いガラスボタンをアクセサリーに応用してみる、なかなか楽しい趣味だと思います。
 

 アンティーク検定は、そんな方々を応援する検定試験です。
 


第5回アンティーク検定・終了

 12/4(日)、上智大学にて第5回アンティーク検定が行われました。前日の直前対策勉強会でも多くの受験者が参加し、翌日の試験に備えて、熱心にノートを取っている姿が垣間見られました。
 

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 西洋アンティークの世界は、知識として固定されているものもあれば、新しい発見もある分野です。これまで見向きもされなかったものが、突然流行りだして、その製法や由来、歴史的背景が語られるもの、なんていうのもあります。たとえば、今は高値のついているウランガラス、もはやウランを用いて製造することは、人体への影響も語られる現代では不可能に近いので、ウランガラスというだけで、状態が悪くてもそれなりのお値段がついています。
 

 アンティーク検定に、時事問題を入れているのは、アンティークとして固定されたものと、現代の美術工芸品事情にはつながりがある、ということを知ってもらいたいからなのですが、当初は「現代アートなんて、興味がない」などと思っていたアンティーク・ファンの方が、そのつながりを知ることで、「なぜいきなりこういうデザインに変わっていったのか、その変遷がわかって面白かった、いきなりではなく理由があったのだ」と新しい発見をしてくれることでしょうか。
 

 回を重ねるごとに、同時代の美術工芸品への興味も同時に湧いてくるようになった、という方が多くなっています。そしてそれらが、いつの日には「アンティーク」となっていくのですから・・・。
 

 受験者のみなさん、お疲れ様でした。
 
 


アンティーク検定2級 おさらい 〜西洋装飾美術工芸史〜

 アンティーク検定3級の「アンティーク入門史」が、2級になるとこんな名前になりますが、同じことです。でも少しだけ、深く突っ込んだ内容にはなります。
 

 こんなところを、調べてみてください。
 

・ガレやドームが活躍したロレーヌ地方、度々用いられたモチーフで、ロレーヌの花があります。この花は「自立の象徴」。さて、なんでしょう?
 

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・アンティークの世界はヨーロッパばかりとは限りません。アール・デコ博が開催されたのはパリですが、その影響は世界中に。アメリカでもアール・デコで有名なビルって、ありますね。
 

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・同じく、アメリカにあるガラスメーカー「スチューベン」は、クリスタルオーナメントでも有名です。
 

・IMARIといえば、日本の磁器のこと。江戸時代の一時期、日本の磁器の輸出は伊万里港を出港したことから、この名前がつきましたが、その磁器の生産地はどこだったのでしょう?
 

・「ウィーン分離派」、誰が、いつ、どこで結成したのでしょう? 代表的な建物、知っていますか?
 
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・イギリスで装飾美術品を鑑賞しようと思ったら必ず行く、世界最大の装飾工芸デザインの美術館。当初は「装飾美術館」というシンプルな名前でしたが、現在は創設者の名前がついています。
 

・ベークライトって、いつごろ生まれたものなのでしょう?
 

・オリンピックの金メダルって、純金ではなく、実は銀に金がコーティングされています。こういう仕立てのことをなんと呼ぶのでしょう?
 

・ヴェネツィアといえば、ガラス。でもヴェネツィア本島ではなく、ある島が有名です。今はお土産屋さんも多いこの島、かつてガラス製方の国外流出を防ぐ目的で、この島にガラス工房が移転されたのです。
 

・「イコン」って、なんだか知っていますか?
 

わからないことがあったら、調べてみましょう。検索機能って、便利ですね!
 
 


アンティーク検定3級 おさらい 〜陶磁器編〜

 いよいよ第5回アンティーク検定まで1ヶ月となりました。でも、慌てることはありません。1ヶ月もあれば、まだまだ十分におさらいする時間があります。
 

 本blogでは、少しずつ、おさらいするポイントを整理していきます。ネタバレご注意!?
 

 知っておくべきこと:
 

・カオリンとはなあに?
 

・ボーン・チャイナとはなあに?
 

・陶器と磁器はどう違う?焼成温度はどちらが高い?
 

・ヨーロッパで最初の磁器に成功した窯は?
 

・オランダでかつて有名だった陶器は?
 

・ノリタケの美術館って、どこにある?
 

noritake
 
 
・ムーミン・マグで有名な陶器メーカーは、どこの国?
 

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・ロイヤルドルトン、ロイヤルウースター、ロイヤルアルバート・・・これらは、どこの国の窯?
 

 基本中の基本ですから、もうわかりますよね?わからなかったら、調べてみましょう。
 
 


アンティーク検定・1級の準備

 アンティーク検定1級は、2級をすでに合格されている方が対象となります。そのため、受験者は限られますが、この1級を合格すると、あとはスペシャリストの認定が待っています!アンティーク・スペシャリストになるには、1級合格後に所定の講座を受講すれば、自動的に認定されますので、実質試験を受けるのは、この1級が最上級ということになります。
 

 英検1級、漢検1級、一級建築士・・・世の中の検定試験で「1級」と名のつくものは、はっきり言ってそう簡単に誰もが受かるものではありません。だからこそ、権威があるのです。時間をかけて努力をすれば、いつかは受かるものもあるでしょうが、世の中それほど甘くはありません。そもそも誰でも受ければ受かる試験であれば、価値も尊厳もありませんから、権威付けの意味でも、世の試験の1級は、難関になっています。
 

 さて、これらの検定試験、最近の合格率を見てみますと、
 

日本英語能力検定 (2014年 第3回) 1級 10.4%
日本漢字能力検定(2015年 第1回) 1級 10.2%
日商簿記 (2016年6月)1級 10.9%
美術検定 (2014年度)1級 15.3%
一級建築士 (2015年)12.4%
 

 と、だいたい1級は10%台です。これは10人受けて1人受かる、という見方もできますし、10回受ければそのうち受かる(?)、という見方も、努力次第ではあるでしょう。
 

 さて、わがアンティーク検定1級の合格率は、と言いますと、まだ実施してから年月が浅いため、他の検定のように統計を算出するのに十分な受験者数を輩出しておらず、一般公表はしていません。現在のところ、1級合格者数は、2名のみです。ある一定水準で合格、としていますが、すべて記述式の試験ですので、基本的には2級の内容のレベルを、自分の言葉で正しく表現できる、というのが合否の判定基準になっています。2級では、たとえばこのような文様は何時代の特徴でしょう、と問われて、四択で答えればよいクイズ形式のようなものですが、1級ですと、それを自分の言葉で、理由と共に説明する必要があります。
 

 1級合格者の方たちは、元々西洋美術・西洋文化史の基礎がしっかり身についており、かつ西洋装飾美術工芸のための特別な知識を得るべく、各種講座などに積極的に参加されて、知識を身につけていった方々と思われます。
 

 それでは、2級を合格した後、どうやって1級に向けての準備をしたらよいのか、について、お話しましょう。
 

西洋美術史:
 過去の問題を見ても分かる通り、問題となる作品は、近年日本にやってきた絵画の名作が出題されています。マスメディアで必ずや話題になった展覧会で、その展覧会の代表的な作品(カタログの表紙であったり、ポスターに使われる作品であったり)ですので、それらの作品が、どのようなものなのか、説明できる必要があります。設問の複数の作品の中から、一作品だけを選んで説明すればよいので、得意な分野の作品について、美術的背景などを表現できるようにしておきましょう。
 

西洋装飾美術工芸史:
 こちらも、語句を選んで説明する問題です。装飾様式、著名な工芸作家、ガラスや陶磁器などの特別な工芸用語などから出題されますが、どれも2級合格者なら、聞いたことのある語句ばかりでしょう。2級受験の際の「要点集」をもう一度開いて、そこに記されている語句を、周辺の知識を交えて説明する練習をしながら、もし足りない知識があれば補うようにしてみましょう。
 

外国語:
 英語であれフランス語であれ、単語が外国語で書かれているだけですから、西洋装飾美術工芸史の出題と基本は変わりません。正しい知識を周辺事情を交えながら、一般の人へ易しく説明できる表現能力が問われます。
 

現代時事アンティーク:
 これは、もしかしたら2級よりも1級の方が易しいかもしれません。2つのテーマのうち、1つを選んで、自分自身の見解を述べる、小論文形式です。現状を正しく理解した上で、個人の見解が述べられているかどうかが判断基準になります。テーマは難しいものではないので、その場で考え始めても十分に対応はできますが、普段からアート業界、古美術業界などに関する自分自身の考えをまとめる練習をしておくと、スムーズに回答できるでしょう。
 

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 第1回アンティーク検定から、すでに2級を合格されている人は何人にも上ります。ぜひ第5回アンティーク検定で、またあらたな1級合格者が輩出されることを祈っています!
 


アンティーク検定・2級の準備

 アンティーク検定3級をすでに合格された方、または、どうせならがんばって2級からトライしてみよう、と思っている方、12月の検定試験まで、3ヶ月もあります!ゆっくりマイペースで準備をしていきましょう。
 

 2級の目標は、「ヨーロッパの人々が一般に知っている装飾工芸美術の流れやスタイルを理解し、主な工芸品について、知る」。さて、ヨーロッパの人々が一般に知っている装飾工芸美術の流れって何でしょう。
 

 われわれは日本人ですから、「これは利休の時代の器ですね」とか、「これは明治初期の工芸品ですよ」なんて言われれば、だいたいどんな時代でどんな様子なのか、詳しくはわからなくても、想像がつきます。でも、ヨーロッパの歴史は常に意識しているわけではありませんから、フランスの新古典様式、と突然言われて、それがいつの時代の、どういう特徴で・・・と、すらすら頭に思い浮かべるのには、ちょっとこの世界に入り込む必要があります。
 

 2級は、いきなり4科目も出てきます。
 

 まずは、西洋美術史。西洋の装飾工芸品を理解するのに、西洋美術史の知識がなくてはお話にならないので、これはがんばって流れを理解しましょう。でも、美術史に関しては、巷にたくさんの書物があります。もちろんピカソだけで1冊書かれた本もありますが、通史のようなものを1冊選んで、それをさらっと通読すれば、80%は正答できる問題を出題しています。しかも時代でいくと、ほとんどが17〜19世紀の問題なので、範囲はそれほど広くありません。
 

 本を読んでも頭に入らないなあ、という方は、たとえば美術検定の2級で、西洋美術史のところを解いてみるのもよい方法です。Q&Aだと、自然と頭に入るという説もありますね。(美術検定で、同級をすでに所持している場合は、免除合格になります。)
 

 西洋装飾美術工芸史。ここは、アンティーク検定の中でも要の部分と言えます。西洋美術史のように、1冊ですべてまとまっている本というのは、日本語書籍では残念ながらあまり見当たらないのが現実です。それで、2級の受験を申し込まれた方には、「要点集」をPDF版でお送りしています。要点や語句が箇条書きになっているものですが、知らない言葉があれば、ネットで検索したり、関連する記事を読んだりしているうちに、頭に入ってきます。
 

 陶磁器、銀器、ガラス、宝飾品、家具などがメインですので、興味のある分野の専門書など、手元においてみると、より理解しやすいでしょう。
 

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 外国語(英語またはフランス語)。これで「もう自分は無理!」と諦めてしまう方も多いのですが、語学の試験では全くありませんので、安心しましょう。アンティークは外国語なんてできなくても、もちろんコレクションできますし、理解もできます。でも、海外に行って、たとえば何か工芸品の展覧会を見て、そこに書かれてる技法などの用語が何を意味するのかわからないと、せっかくの鑑賞も半減してしまいます。出題される問題は、実は日本語でもそのままカタカナだったりして、でもそれってどういう意味?というものも。
 

 過去に出題された問題の一例です。
 

「日本でもリバティプリントなどで知られる、室内装飾を手がけたデザイナー、William Morrisは、どの時代の人でしたか?」
 
A ( )Tudor
B ( )Victorian
C ( )Georgian
D ( )Edwardian
 
 William Morris = ウィリアム・モリス、Tudor = チューダー朝、Victorian = ヴィクトリア朝、Georgian = ジョージア朝、Edwardian = エドワード朝、ですから、語学の試験というよりは、やはり西洋装飾美術工芸史を、ちょっと英単語を使って問いているわけです。
 

 要点集には、辞書のように語句が羅列してありますが、ビビらなくても大丈夫。この全部の意味が正確にわかれば、もう立派なアンティーク鑑定士ですから。
 

 最後に、現代時事アンティーク。
 アンティークが好きなんだから、現代時事なんてどうでもいい?いえいえ、たとえばアンティークの市場というのは、その時代によって変化しています。今はミュージアムピースとされるアール・ヌーヴォーのお高い作品も、ある時期には「粗大ゴミ」扱いされていたって、ご存知でしたか?今の日本で、どんな骨董市が開催されているか、知っていますか?今年、装飾美術工芸の分野で、どんな展覧会がどこで開催されたのか、何か見ていますか?世界的なアートフェアやアンティークフェア、知っていますか?
 

 やはり同時代としてのアンテナを張っているのは大切です。いくら18世紀が大好きでも、いまは21世紀。現代のアート展は興味ないなあ、と言っても、いま私たちが古典とかアンティークと呼んでいるものは、その時代には最先端の現代アートだったわけで・・・。
 

 もっともアートに興味があれば、駅のポスターなどを見て、「へえ、いまXX展がやっているんだ」程度の好奇心は入ってきますよね。そんな程度で大丈夫です。
 

 2級というのは、たとえば英検でいえば、まあ英語でちょっとした会話ができるレベル、簿記なら企業会計を担うレベス、漢字検定では常用漢字がすべて読み書き活用できるレベルです。アンティーク検定2級は、ヨーロッパの装飾工芸品についての有識者、ということになります。アンティークの専門家・鑑定家第一歩となるこの検定、ぜひ挑戦してみてください。
 
 


アンティーク検定・3級の準備

 前回の続きです。
 

 アンティーク検定の試験に受かるための勉強は、何をしたらよいのか?
 

 まず、3級の目標は、「西洋アンティークに関する入門的な知識を持ち、コレクションを楽しめる」ところにあります。受験科目は、「西洋アンティーク入門史(ごく基本的な西洋美術史を含む)」です。
 

 美術史なんて忘れちゃったよ、あるいは、勉強したことないよ、という方も多いかもしれませんが、西洋アンティークを学ぶのに、西洋美術史を理解するのは、とても有意義なことです。おや、このティーカップ、これはロココスタイルですね、と言われたとき、ロココとはいつの時代の何なの?という理解を避けて、ロココスタイルを論じることはできませんから。
 

 とはいえ、3級の西洋美術史は、まあクイズみたいなものです。
 年号や細かい詰め込み知識は必要ありません。重箱の隅をつつくような問題も出題されません。
 

 美術史を勉強したことがない、という人は、何でもよいです、1冊で完結する、簡単な西洋美術史の本を1冊手に入れましょう。「はじめての」とか「入門」とか名のつくもので十分です。マンガ西洋美術史、なんてのもあります。基礎知識がある程度ある方は多少掘り下げた内容の本でもよいかもしれません(これは2級にも役立ちます)。本の選び方は、自分の知識と文体に合ったものを選ぶことが大切です。楽しく読めない本は、やめましょう。図版の少ない本は、ちょっとしんどいかもしれませんね。
 
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 アンティーク検定に出題される範囲は、中でもルネサンスから、20世紀中頃まで、です。
 基本は17〜19世紀、と思っていただいて大丈夫です。
 

 大切なのは、名前や年号を詰め込むことではなく、内容を理解すること。「モネ、イコール、印象派」、という覚え方ではなく、印象派ってどういう作風なのか、どうしてこう呼ばれるのか、そんな風に考えながら、読み進めてみましょう。1冊読み終わると、なんとなく西洋美術史の流れが、おぼろげながら頭に入っているはずです。
 

 次に、アンティークの入門的な勉強をしてみましょう。
 

 陶磁器、ガラス、銀器、家具、ジュエリー、その他いろいろなアイテムがありますが、アンティークショップやアンティークマーケットなどに足を運べば、よく出てくる「表現」に出会います。たとえば、「スターリング・シルバー925」と書いてあれば、それは何を意味するのか、「クリスタル」とあれば、クリスタルはガラスとどう違うのか・・・。
 

 アンティーク検定を目指すくらいですから、家にアンティークの何かをお持ちではないですか?
 カップボードに仕舞ってある、アンティークのカップ。裏返してみたら、なにやらマークが入っています。このマークはどこの窯のものなのだろう、いつぐらいのものなのかしら、と知りたくなってきます。
 

 アンティーク全般に関して、1冊読めば全部網羅されています、という教科書は、残念ながら存在しません。陶磁器一つをとってみても、一つの窯につき本が出ているくらい、ある意味ニッチな世界です。本屋さんで、美術、あるいは工芸、といったジャンルの売り場にいけば、「エミール・ガレの作品と生涯」とか「ウィリアム・モリス」とか「ヨーロッパの陶磁」といった本は見つかります。自分の興味のある分野の書物は、1冊くらい手に入れてもよいと思います。
 
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 西洋美術史のようにお手軽な1冊こっきりの参考書はないのですが、全く何も持っていないし、何を読んだらよいかわからない、という方は、当協会の3級公式ハンドブックをお求めください。薄いハンドブックで、押さえるべきポイントが完結に記されています。このハンドブックは、3級用ではありますが、さらなる上位級にも対応できるように作成されています。ダウンロード版公式ハンドブックもありますが、紙で所有していた方が後々便利でしょう。出願時に、同時に申し込むことができます。
 

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 繰り返しますが、3級は入門級です。
 勉強しなくても誰でも名前さえ書けば受かる、とは言いませんが、興味を持って、ハンドブックを手に入れて1ヶ月ほど、空いた時間を費やして理解していけば、大抵は合格します。
 

 独学だとサボっちゃうし頭に入らなくて・・・と思ったら、検定のための対策講座を是非受講してみてください。10月より、各スクールで新しいシリーズがスタートします。また月1回のAEAOサロン倶楽部でも、楽しくアンティークを紐解くサロンを開催しています。検定試験の前日は、直前対策勉強会がありますので、一夜漬けの得意な方は、有利ですよ!?
 

 (つづく)


第5回アンティーク検定、要項発表!

 まだまだうだるような暑さが続く日本列島ですが、夏が終わったら、「勉強の秋」の季節。あらたに何か始めよう、という気になっている方も多いのではないでしょうか。ヨーロッパでは、新学年が秋からスタートすることもあって、新しく習い事を始めるのも、この季節ですね。
 

 さて、次回第5回アンティーク検定の要項が発表になりました。試験日は、12/4(日)。4ヶ月後には、この暑さから、暖房を入れている季節になっているんですね・・・。
 
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 要項パンフレットは9月初旬より、各関係機関へ配布の予定です。また当サイトでも要項を発表しています。(第5回アンティーク検定のお知らせ
 

 ときどきお問い合わせがあるのですが、「何を読んで勉強したら受かりますか?」という質問、これはなかなか主催者泣かせの質問です。
 

 巷によくある検定試験と名のつくものは、教科書があって、そこから7割は出題されます、という形式でしょうか。日本人は小さいころから、英検をはじめ、こういう教科書ありきの検定試験の形式に慣れているので、何かないと不安だ、という気持ちはとてもよくわかります。最難関とも言われる司法試験でさえ、六法全書という、(すべてを暗記し、詰め込むにはものすごい労力を必要としますが)教科書が存在します。
 

 しかし、当検定試験は、記憶力や、知識を詰め込むことに重きを置いていません。
 

 ある人が日仏両国で運転免許を取得し、日本の運転免許の学科試験は「知識」であり、フランスの運転免許の学科試験は「理解」だ、と言った人がいます。
 わたしたち日本人は、運転免許を取得したら、外に出て運転をします。何十年も安全運転で、交通法規を守っているドライバーはたくさんいますが、そういう人たちから、「今、もう一回学科受けても受かる自信がない、あれは前日に丸暗記して覚えるものだから」という声が聞こえてきます。
 

 こういう知識詰め込みの試験をする意味は果たしてあるのか・・・運転免許や司法試験は国家資格ですから、ある程度仕方のないことかもしれません。でもアンティーク検定は、民間資格であり、趣味をより楽しめるという目的で存在しています。
 

 もちろん最低限の知識は、何事にも必要です。本を読むには漢字や熟語の意味を知らなくてはいけないように、大河ドラマを見るのに、江戸時代とはいつのどういう時代だったのかを知らなくてはいけないように。18世紀中頃のアンティーク工芸品を理解する場合、18世紀の中頃とはどういう時代だったのか、世の中のトレンドはなんだったのか(どんな様式が流行っていたのか)、それは後世、どんな名称で呼ばれるものなのか・・・そんな基礎知識を避けて、アンティーク工芸品を理解することは、ちょっと残念です。
 

 さて、それではアンティーク検定の準備はどうしたらよいのでしょう。
 

 次回からのブログで、各級別にお話していきましょう。
 
 


第4回アンティーク検定を振り返って

 6/26(日)にアンティーク検定を受験されたみなさま、大変お疲れ様でした。
 3級、2級の受験者につきましては、採点が終了いたしましたので、順次合否通知を発送しています。お手元に届くまで、どうぞお待ちください。
 

 大人になってまで、試験を受けたり、合否判定で落とされるって、なんだか嫌ですよね。趣味で愉しみたい分野で、嫌な気分になるなんて・・・。ということで、本検定には、敗者復活戦もあります。知らなかったことは、後から知って身につければよいのです。試験は、体系的に学んだ西洋装飾美術の世界を確認する場、という位置付けで行っていますので、あまり構えずに、今後も是非チャレンジしていただければと思います。
 

 次回第5回のアンティーク検定は、現在会場・日程を確保しているところです。決まり次第、HP上にてお知らせしますので、少々お待ちください。
 

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アンティーク検定・対策講座のご紹介 〜目黒学園カルチャースクール〜

 アンティーク検定対策講座の1つ、目黒学園カルチャースクールのご紹介です。
 
 
【4月期の講座:月曜日 19:00〜21:15】
 

4月4日(月)
西洋装飾美術の様式の変遷 ~建築と家具と工芸品と~
 

4月18日(月)
西洋茶道具&西洋酒器 ~デミタスカップからリキュールグラスまで~
 

5月6日(月)
アール・ヌーヴォーとアール・デコ~世紀末から20世紀のスタイル~
 

6月20日(月)
第4回アンティーク検定直前対策「これだけは憶えておく!」
 
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 目黒学園カルチャースクールの授業は、夜。お勤めをしている方を対象に、19時開講としています。今学期は4回のため、1回当たりの授業時間は長めですが、途中で休憩をはさみます。
 

 昼間、お仕事をしている方にとって、夜にどこかに移動して勉強をするのはなかなか体力も気力も大変なもの、しかし敢えて月曜日に開講していることで、週の最初なら頑張れる、という方が多いのも事実です。また、このスクールはJR目黒駅、東急目黒線、東京メトロ南北線の目黒駅からすぐ、という、非常に便利な立地です。
 

 毎回、誰かがお仕事の都合で遅れたりしますが、大丈夫、全く問題ありません!また時には、受講生のみなさんで終了後にお茶や食事をしながら、コレクション談義、旅行談義などをし、仲良く楽しく、行っています。また、他のスクールに比べて、男性率が高いのも、夜の授業ならではでしょうか。
  
 最後の授業は、いよいよ第4回アンティーク検定に向けての、直前対策講座。その週の日曜日が検定試験ですから、もうこの時点では、あとは記憶の引き出しを開ける練習を重ねるのみです!
  
 はじめてアンティークの講座を受講する方も、大歓迎です。
  
 お申し込み、お問い合せは、直接目黒学園カルチャースクールへ。