2024年公式海外研修:フランスの工芸を巡って~リモージュ&オービュッソンとパリ~Day 7

名残惜しいですが、ドイツからのご参加者さんを残して日本帰国組、集合時間は朝5時45分、朝食なしでバスで空港へ向かいます。この時間ですのでさすがに空いていましたが、パリ市内からロワシー空港までの高速は1本しかなく、稀にここが事故で通行止めなどになっていると大変なのです。今回は問題なく6時半に、つまり出発の3時間前に空港へ到着できました。

搭乗手続きは今やセルフ行うのが常識となってしまったロワシー空港。搭乗者自らが機械でチェックイン、バゲージタグも自分で貼るシステムですが、アシスタントさんが同行して手伝ってくださったおかげでこちらも難なくテキパキと。

出国、荷物検査と進み、定時出発と書かれた出発ゲートでいよいよ搭乗が開始され…なかったんですね。搭乗開始の案内があり、もう人が並んでいたタイミングで「機材に不具合があり、しばらくかかります、搭乗ゲートは追ってお知らせします」となり、じっと待機。いったんは新しいゲートが知らされたものの二転三転し、そのうち「不具合が整備できないため、機体がをチェンジします、したがってサテライトも変更になります」とのアナウンスに、一旦サテライトを出て、新たなサテライトへモノレールで移動、ここでまた再度荷物検査を受けねばならず、さきほど機内用に購入したお水などの液体も没収。ここでお酒や香水を買っていた人は涙ものですよね。幸い私たちのグループにはいなかったようですが。

二度も厳格な荷物検査を受けてヘトヘトになった後、2時間遅れでようやく機内へ入れたかと思いきや「エール・フランスの乗務規定により、乗務員の勤務時間が超過の限度を超えてしまうため、ここで一旦全員乗務員が降機し、あらたな乗務員が搭乗します、それまで45分ほどお待ちを~」とのアナウンス。お客を放ったらかしにしてでもクルーの残業規定を優先させるのも、安全運航のためですから仕方ないですね。乗客は機内の中では沈黙する仔羊なのです。

というわけでようやく離陸したのが3時間遅れくらいでしょうか。最初の食事がサーブされた時間が15時半だったのは時計を見ていたので覚えていますが、朝6時半に着いてこの時間でしたから、さすがにぐったり。でも1週間の飽食でしたから、ほどよいダイエットになったかもしれません。