5月に、旗の台カフェにてポップアップイベント、アンティークフェアを開催いたしましたが、第二弾として、「旗の台・夏の蚤の市」を開催いたします。
7月14日のパリ祭にちなんで、フランスの雑貨、アンティーク、ヴィンテージ品を夏の特別価格にて販売いたします。
また当日は協会代表も在廊しておりますので、海外研修やアンティーク検定講習など、ご質問のある方も、ぜひお立ち寄りくださいね!
10連休のご予定はいかがお過ごしでしょうか。
さて、元号が変わり連休も終盤となる5/5(日・祝)に、1日だけのポップアップストア「旗の台アンティークフェア」を開催することになりました。本協会協力のもと、現在行っております読書会「美しいフランステーブルウェアの教科書」に登場する陶磁器、銀器、ガラスのアンティークの数々のアイテム、リネン、アンティーク・ジュエリー、オールド・ノリタケetc.、を大放出いたします。
日にち:2019年5月5日
時間:11:00-17:00(状況により延長あり)
場所:café Le Vent (カフェ・ルヴァン)東京都品川区旗の台5-7-6 (東急線旗の台駅徒歩2分)
TEL:03-6807-8125
当日はお茶・お菓子をご用意し、みなさまのお越しをお待ちしております。尚、会場はcaféですが、当日喫茶の営業はございませんのでご注意ください。
本日と明日開催されている、さいたま骨董アンティークフェアへ、NHKのTV番組「ごごナマ」生中継が入ります。
さいたま骨董アンティークフェアは、年に2回の開催、今回は第30回を迎え、全国から200店が出店する大規模フェア。平日の開催とあって、主婦、リタイア組などに大人気のアンティークフェアです。前回は2日間で1万人の来場者を記録しています。さいたま新都心駅からすぐとあって、また室内開催なので、今日のような雨でもゆっくりと品定めができます。
そのアンティークフェアの中継に、このたび当協会の代表が出演することになりました。
アンティークをなぜ求めるのか、それらをどういう風に生活に応用するのか、そんなレポートをお届けできたら、と思っています。
ご興味のある方、生中継ですので、ぜひお見逃しなく!放映は15時30分過ぎ辺りのようです。
(追記 6/23)
このような感じで出演させていただきました!!
今年2016年はパリでアンティーク・ビエンナーレが開催される年ですが、ちょうどまさに今週、グラン・パレ会場にて盛大に開かれています。
ビエンナーレとは、文字どおり2年に1度開催されるイベント、パリ・アンティーク・ビエンナーレは今年で第28回を迎えます。一度でも中に足を踏み入れたことがある方は、そのゴージャスな雰囲気に圧倒されるかと思いますが、すでに入場料を払う段階で、ある程度想像がつくかも。今年の入場料は35ユーロです!もちろん個人で興味のある人が入るのは自由、誰でも入れますが、やはり他の見本市同様、プロフェッショナルが圧倒的多数。出店者は、この9日間のイベント中の商談で、だいたいクリスマス先くらいまでのディーリングが決まるとされています。
当協会は、2014年には、このビエンナーレ開催に合わせて公式海外研修を実施しました。5日間の研修中、2日間はビエンナーレ会場を公認の案内人と共に回り、とても個人では見せてもらえないような宝石をだしてもらったり、ミュージアムピース級の家具を触らせてもらったり、と、超ハイクラスのアンティークに触れる機会を存分に味わいました。
ところで今年は、そのビエンナーレでちょっとしたスキャンダルが。
毎回、入口中央の、プレステージ位置にスタンドを構える18世紀家具の殿堂ギャラリー、Didier Aaronの姿がありません。30年以上に渡って王者の地位を保ち、前回の2014年にはビエンナーレの理事をも務めた老舗のギャラリーです。実は、このギャラリーのディーラー&鑑定士であるP氏が、贋作を国家(ヴェルサイユ宮殿)に売り渡した疑いが持たれており、SNA(フランス国立アンティークディーラー組合)が、今年のビエンナーレへの参加を認めなかったのです。
真相の解明には時間がかかることでしょう。件のP氏の名前がパナマ文書に上がっていたとか、スイスの銀行口座を有していて、ジュネーブに資産を隠匿していたとか、まあお決まりの、「美術品とお金の疑惑」が沸騰中。
スキャンダルは残念なことですが、美術品に罪はありません。
とてもおいそれと購入できるようなものではありませんが、それでも最高級品を目にする、という醍醐味を味わえる、このビエンナーレ、パリに今週滞在していたら、ぜひ出かけたいものです。
次回の2018年に、また研修で訪れる計画をしています。
(追記)
このパリ・アンティーク・ビエンナーレ、昨年の段階で「もうすぐ毎年の開催になる」という噂が出ていましたが、正式にHPで「2017年より毎年開催します」と発表されています。名称がビエンナーレのままになるのか(誤解を招きますね)、新しい名称になるのか、どうなるのでしょう。
日本では今、蚤の市ブームでしょうか。
東京蚤の市、代官山蚤の市、湘南蚤の市・・・あちこちで蚤の市が開催され、多くの人で賑わっています。
ところで、蚤の市というと、どんなイメージがあるでしょう。
なんとなく掘り出し物に出会えそう
普通のお店には売っていない、オリジナルなものが見つかる
普通よりも、うんと安く買える
ごったまぜの中で、お気に入りを探す楽しみがある
敷居の低い、骨董・アンティークにお目にかかれる
こんなところでしょうか。
蚤の市という言葉は、英語やフランス語の翻訳になりますが、語源は文字通り、「ノミだらけの中古品を売る市」であり、フランスにおいては1885年が蚤の市誕生の年とされています。
この年、サントゥアン市議会が、蚤の市の存在を初めて認め、周辺の道路を舗装し、歩道を作りました。ガラクタの露店商売が、正式に市として認められることになったのです。
やがて蚤の市は、常設店舗の権利を得、屋根のついたスタンド形式へと発展していきます。
現在、「クリニャンクールの蚤の市」と日本人が呼ぶのは、このサントゥアンの蚤の市へ来るアクセスとして、メトロが開通し、クリニャンクール駅ができたことによります。
このサントゥアンの蚤の市は、1920年代には、すでに実業家の投資先となり、第二次大戦後はアメリカ人客も急増、現在では業者数だけで1500以上になる、ヨーロッパ最大の蚤の市に発展しています。
そして、中にはヴィロン、セルペットといった高級アンティークを売る市場があり、ガラクタどころではない、とてつもない値段のついた骨董品が売られています。
当協会主催の、パリ・アンティーク海外研修では、最終日にこのサントゥアン市を訪れ、ディーラーさんたちのお話を聞きながら、雰囲気溢れる蚤の市内のレストランでランチをし、散策を楽しみます。