1時間シリーズで行っている本協会主催講座のアカデメイアですが、今月より「60分で紐解く絵画」がスタートしました。第一部はアール・ヌーヴォー時代の絵画に焦点を当てて5回コースで行います。
アール・ヌーヴォーといえば、1900年パリ万博を頂点とした装飾工芸、ラリックのジュエリーやガレのガラス作品を思い浮かべますが、当然絵画も存在していました。ただ「アール・ヌーヴォー派」とは言わずに、印象派、象徴主義、ナビ派…などと美術史の呼ばれ方で括られています。
今回はそれらの絵画を「アール・ヌーヴォー時代」という1900年前後に区切って、一作家ずつ深く見ていく贅沢なコースです。
スタートを切るのは、トゥールーズ・ロートレック。ポスター画家として有名ですが、素晴らしい油彩画も多く残っています。彼の短い36年の生涯、自分の身体的ハンディギャップとの闘い、世紀末のパリ・モンマルトルの風俗、踊り子の描き方、ジャポニスムからの影響、動きを表現する基礎はいつどこで身に着けたのか…コンプリートなロートレックのお話を、中山久美子先生より伺いました。
次回は「平らな画面はなぜ生まれたか(エドゥアール・ヴュイヤール《ベッドにて》)」です。楽しみですね!
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