月別アーカイブ: 2019年1月

第3回アンティーク検定講習・2級

1月最終週末は、アンティーク検定講習2級の前半の部が開講されました。
 
2級の講習を受講するには、3級を試験で合格しているか講習で修了している必要があります。すなわち2級の講習を受講する参加者は、全員すでにアンティーク鑑定の基礎知識を有しており、入門者はいません。中にはすでに2級を修了し、1級も一部合格している方からも「復習を兼ねて」「もう一通り学びたい」とご参加いただいています。
 
前半の2日間、初日午前は装飾・文様に関する講座(「カルトゥーシュ」とは?「グロテスク」とは?「ヴォリュートとは?」etc…)、そしてランチをはさんで午後は西洋美術史の通史と装飾美術史、終日濃厚な講義で行われました。
 
  
 

2日目は、鑑定アトリエ。実際に陶磁器・ガラス・銀器を触って、ルーペなどで細部を確認しながら、それらがどういうものなのか、descriptionと呼ばれる記述を行います。オークションカタログに鑑定士が記載する内容を記述する練習です。

 
 
  

最後にバロックからディオールまでの服飾・宝飾史をざっと通した小1時間の講座でもって、前半は修了しました。全員全講習を参加、おやつも完食して(!)、2週間後の後半の部に続きます。
 
 
 


タータンとチェックは違いますゾ!

1月のAEAOサロン倶楽部は、「多彩なる魅惑の装飾・タータンの世界」と題し、タータンについてみなさんで学びました。今日の集まりのドレスコードは、何かしらタータン(と思しきもの)を身につけてくる&持ってくること。みなさんさりげなくタータンのマフラーやショール、ハンカチなどをチラチラさせています。
 
第一部はカフェの個室にて。タータンのレクチャーをしていただくのは、タータン最大手、スコットランド・ロキャロン社・日本代表の綱島実先生。スコットランド国際開発庁や日本スコットランド協会とも長年にわたって親交のある、タータンのスペシャリストです。
 

プレ・レクチャーでは多くの生地見本を実際に見せていただきながら、タータンの歴史、イギリスの歴史と共に、タータンとはなんぞや、というアウトラインを教えていただきました。
 
そして綱島先生から参加者全員へプレゼント、日本とスコットランドのフラッグをあしらったピンズです!このサロンの参加者のために、わざわざスコットランド国際開発庁から都合していただいたのです。
 
お茶とチーズケーキ付きのプレ・レクチャーの後、第二部は、駅をはさんで反対側にある三鷹市美術ギャラリーへ。迎えてくださるのは、主任学芸員の富田智子さん、本展覧会に並並ならぬ情熱をもって準備に臨み、自らスコットランドまで乗り込んでいったという方です。私たちのために、本展覧会の解説を入場前にしてくださいました。
 
会場内は、あっちもタータン、こっちもタータン、でもタータンの意味や、由来、背景を知った後では、真剣に見入ってしまいます。さきほどのプレ・レクチャーで聞いた「ディストリクト・タータン」「ジャコバイト・タータン」といった言葉の解説もおさらいしながら、展示品をゆっくりと鑑賞することができました。
 
格式高いタータン柄からカジュアルなグッズまで、展示品も多岐にわたっていて、とても楽しい展覧会です。
 
最後に、学芸員の富田さん、綱島先生とみなさんでの記念撮影!


 
 


フランステーブルウェアの教科書・第1回読書会

3連休の最終日は、AEAOサロン倶楽部での読書会第1回でした。
「フランステーブルウェアの教科書」(2018年12月 パイインターナショナル社より発売)を章ごとに読み解いていきながら、あれやこれや集まって話をする会の第一弾です。

読書会、初回はご祝儀会なのか、1ヶ月も前から申し込み予約が相次ぎ、満席でキャンセル待ちの方が多く出てしまいました。会場の定員人数が限られていてどうしても増やせないことから、キャンセル待ちの参加希望者の方、この度は申し訳ございませんでした。


 

定員ぎっしりで集まった会、まずは「フランステーブルウェアの〜」ということで、フランスの歴史の復習を。ルイ14世以降はなんとなくわかるのですが、「ではルイ14世の前は?」「ルイ13世」「ルイ13世の前は?」「ルイ12世」「ブーッ!!」ということで、ブルボン朝は誰からスタートしたのか、その前の王朝はなんだったっけ?と、ルネサンス以降のフランスの王様の顔ぶれから入ります。

そして初回の章、「テーブルの装い方」。いわゆるテーブルコーディネート、テーブルデコレーションと言われるものですが、いつからどのような形で発展してきたのか、昔からフランス料理は今のように一品一品気取って食べていたのか、テーブルの上に置かれているオーナメントはどんな意味があったのか、食器はかつてどんなものを使っていたのか、テーブルクロスとかナプキンはどうなっていたのか、カトラリーの並べ方は?グラスは?そんな謎解きをしつつ、カタカナの、聞き慣れない言葉、「アナップ」、「トランショワール」、「エキュエル」、「ネフ」、「ドルマン」・・・などについて想像していきます。

あまりに時代が遡りすぎると想像力も映画の世界になってしまいますが、19世紀、20世紀くらいになると、「ああ、あれか」と想像がつきやすくなる、テーブルウェアの世界。来月より、陶磁器、銀器、ガラス、といよいよアイテム別に突っ込んでいきたいと思います。


第3回アンティーク検定講習・3級

新年早々の3連休でしたが、1/12-13と第3回アンティーク検定講習・3級が行われました。検定講習は検定試験と同レベルの内容を、複数の講師とともに集中講座で学び、理解し、級を取得するシステムです。検定試験に向けて独学で勉強するよりも、仲間と一緒に学べる、疑問に思っていたことを質問できる機会がある、落ちるかもしれない試験を受けなくても確実に級が取得できる、とメリットもある一方、80%の出席が必要で、お仕事をされている方などは週末をまるまる講習に充てなくてはなりません。
 

今回はその検定講習に、あるアンティーク・ショップのスタッフさん全員が研修でご参加いただき、また地方から上京して泊まりで受講されるモチベーション高き方も何名かいらして、定員10名・満席での講習会でした。
 

初日は東京で初雪を観測した寒さ、会場はもちろん暖房がありますが、やや寒い中で終日座学の講座。アンティークの定義や、古物の関税法、装飾美術様式と美術様式の関連、宝飾・銀器などについて学びました。
 

2日目は陶磁器に関する区分のお話、そしてオークション会社の社員の方による、昨今のマーケット事情や世界のマーケットの流れや行方などの解説、そしてハイライトである午後の課外授業では本検定監修者・岡部先生の解説による赤坂離宮迎賓館を見学、室内装飾や建築様式を一緒に見て回り、最後にニューオータニ内のカフェにて授与式、晴れて参加者全員が3級のディプロマを手にしました。


 

 

 

検定講習は一気に講座のシャワーを浴び続けるため、ちょっと頭の中の整理が必要ですが、すぐ後に過去問を解いてみると、あら不思議!全問答えられるほどに理解できる内容です。
 

試験で実力を試すもよし、講習でとことん納得し理解して級を取得するもよし、3級と2級はどちらでもチャンスがあります。
 

1月後半からは、2級の検定講習が行われます。
 
 


新潟日報「おとなプラス」にて取材

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、昨年末に、新潟日報社の夕刊版「おとなプラス」に、西洋アンティークに関する記事が掲載され、当協会も取材を受けました。

報道部の佐藤直子さん自身もアンティークのコレクターとあって、アンティークの世界に入るまでの心情や、魅力の愉しみ方などを記事にまとめてくださっています。ご一読ください。