第7回アンティーク検定講習・3級が行われました

全国11の都道府県で緊急事態宣言が発令されている中ではありましたが、第7回アンティーク検定講習3級が予定通り開催され、またあらたに「アンティーク・コレクター」の資格所持者が誕生しました。

アンティーク検定試験が終了した直後ではありますが、試験よりも講習を受けて理解した上で資格を取得したいという人たちはやはり多く、今回も「興味はあるのだけど、全く初めてで・・・」という方たちが集まり、一緒に楽しい2日間の講習を共にしました。

前回よりこのアンティーク検定講習は会場の人数を半数に制限し、またオンラインでの受講も可能としていますが、今回は緊急事態宣言下。東京のメガ・ステーションに隣接した都の施設である会場は休館になっておらず、学校も休校にはなっていないとはいえ「やはり出歩かない方がいいのではないか」「かといってオンラインでは小さな画面を見ているだけでは集中して頭に入りそうもない」とご参加の方々もいろいろ迷われたようでした。それでもみなさん勇気を持ってご参加していただき、本当に感謝申し上げます。

初日の午前は、アンティークの定義について、そして陶磁器に関しての入門を学びました。

お昼は通常ですと会食&懇親なのですが、今回は残念ながら会食は自粛。老舗ベーカリー・関口フランスパンの手作りサンドイッチとスイートポテトパイを食べて、午後の講習へ。

午後は銀器とガラスに関する授業で、実際にものを見て、ルーペを使って銀器の刻印を見たり、ガラスとクリスタルの違いを感じたり、とオンラインでは出来そうもない鑑定の会なども行なった結果・・・たった1日受講するだけで、1週間前に行われたアンティーク検定試験の問題がみなさんスラスラ解けるようになりました。

2日目は午前がZoomによる、家具&建築と様式の授業。そして午後は自由学園・明日館にて学芸員の方よりレクチャーを受け、フランク=ロイド・ライトの動態保存されている建築物や家具を実際に触って、西洋建築の影響を受けた日本のモダニズム建築に触れました。

最後に明日館の食堂と呼ばれる喫茶室でお茶&パウンドケーキで一息つき、全員全過程を修了、無事修了証を手にしました。