日別アーカイブ: 2022年7月16日

「鹿島茂コレクション2『稀書探訪』の旅」見学と、天井高15mの大空間

AEAOサロン倶楽部・7月は変則的に平日に2回行います。その第1回目は、日比谷図書文化館にて開催されています「鹿島茂コレクション2『稀書探訪』の旅」見学。鹿島茂さんといえばフランス文学者としてよりもフランスの古書蒐集家として知られ、現在では神保町にPASSAGEという共同書店をオープンしたことでも有名ですが、2019年に開催された第一弾に続きそのコレクション第二弾が今年5月から日比谷図書文化館にて開催、これをじっくり鑑賞しない手はありません!

この日比谷図書文化館の目の前に、知る人ぞ知るレストランがあります。その名は「アラスカ」。『なぜエグゼクティブは、アラスカに集まるのか?』という本があるのですが、ここに通った者は出世できるというジンクスがあるとか!?

日本プレスセンタービルの10Fに入っているこのレストラン、しかし我々は出世欲というよりは食欲、しかもこのレストランの窓際のテーブルから見える景色は絶景で、またホールは天井高15メートルもあるドーム型で、とても贅沢な空間なのです。

お腹が空いていては細かい版画や字も頭に入らない、ということでまずは「アラスカ」にてフルコースのランチ。外の鬱陶しい雨も振り切ろうと、キールやらスパークリング・ワインやらでアペリティフから。

お料理は非常に正統派クラシックな「洋食」フレンチ。

ランチをゆっくり堪能した後は、いよいよコレクション展へ。

会期の終わりが近づいていますが、平日の午後はやはり穴場ですね。雨の日のせいか、会場は混み合っておらず、おかげでガラスケースの上にへばりつくように1点1点ゆっくり鑑賞できました。これぞ贅沢な、まるで独り占めしているかのような鑑賞。すでに前期に一度訪れたという参加者さんも、後期は展示替えで作品(または見開きのページ)が入れ替わっているせいか、やはりじっくり見入っていました!静かで豊かな時空間。

鹿島茂さんのコレクションは多岐にわたりますが、やはり芸術性の面で目を引くのがアール・デコのポショワール、そしてアラスカは1928年創業のレストラン、同時代性を感じますね!