日別アーカイブ: 2019年1月14日

フランステーブルウェアの教科書・第1回読書会

3連休の最終日は、AEAOサロン倶楽部での読書会第1回でした。
「フランステーブルウェアの教科書」(2018年12月 パイインターナショナル社より発売)を章ごとに読み解いていきながら、あれやこれや集まって話をする会の第一弾です。

読書会、初回はご祝儀会なのか、1ヶ月も前から申し込み予約が相次ぎ、満席でキャンセル待ちの方が多く出てしまいました。会場の定員人数が限られていてどうしても増やせないことから、キャンセル待ちの参加希望者の方、この度は申し訳ございませんでした。


 

定員ぎっしりで集まった会、まずは「フランステーブルウェアの〜」ということで、フランスの歴史の復習を。ルイ14世以降はなんとなくわかるのですが、「ではルイ14世の前は?」「ルイ13世」「ルイ13世の前は?」「ルイ12世」「ブーッ!!」ということで、ブルボン朝は誰からスタートしたのか、その前の王朝はなんだったっけ?と、ルネサンス以降のフランスの王様の顔ぶれから入ります。

そして初回の章、「テーブルの装い方」。いわゆるテーブルコーディネート、テーブルデコレーションと言われるものですが、いつからどのような形で発展してきたのか、昔からフランス料理は今のように一品一品気取って食べていたのか、テーブルの上に置かれているオーナメントはどんな意味があったのか、食器はかつてどんなものを使っていたのか、テーブルクロスとかナプキンはどうなっていたのか、カトラリーの並べ方は?グラスは?そんな謎解きをしつつ、カタカナの、聞き慣れない言葉、「アナップ」、「トランショワール」、「エキュエル」、「ネフ」、「ドルマン」・・・などについて想像していきます。

あまりに時代が遡りすぎると想像力も映画の世界になってしまいますが、19世紀、20世紀くらいになると、「ああ、あれか」と想像がつきやすくなる、テーブルウェアの世界。来月より、陶磁器、銀器、ガラス、といよいよアイテム別に突っ込んでいきたいと思います。