春の国内研修旅行は工芸の街、金沢にて DAY1

5月29日・30日と金沢にて国内研修旅行を実施いたしました。昨年の名古屋、神戸に続き今回は金沢の地を選びました。選定の決め手になったのは、1)東京から新幹線で直通で行ける、2)2020年に国立工芸館が東京・北の丸公園から金沢市に移転し開館、その建物も含め興味関心、3)金沢は伝統的に焼き物、漆、金箔などの工芸の街であり、西洋装飾にも影響を与えた、4)観光地が市街に固まっており、街歩きをしやすい、公共交通機関で主だった観光地に行ける、5)食べ物が美味しい、などでしょうか。

今回も前回・前々回同様現地集散です。金沢駅に正午に集合。これに合わせて東京から新幹線で来た方、朝一番の新幹線で早めに到着して金沢を一早く満喫した方などさまざまですが、まずは旅行で大事なお天気は日照りもなく寒くもなく雨でもない、絶好の旅行日和で何より。

朝活組も全員が正午に金沢駅に集合、まずは駅から路線バスに乗り香林坊で下車、宿泊ホテルへ荷物を預けに行きます。今回も4星ホテルで広めのお部屋をシングルユーズで手配。香林坊の中心にある老舗のクラシックホテルですので安心です。荷物を預けた後ランチタイムまで少し時間があったので、せせらぎ通りや長者武家屋敷跡界隈を散策、ほどよく古い街並みを散策した後、『金澤玉寿司』にてランチをいただきます。

普段は西洋アンティークに興味のある方々の集まりですのでフレンチなどを入れることが多いのですが、金沢と言えばお魚でしょう、という訳でお寿司は外せないですよね。到着するとすぐにコースで出していただき、少し運動した後なのもあって、みなさんペロッと完食、お魚はもちろん、シャリまで美味しい。多くの方がイカだと思って食したお寿司は実は水蛸だったり、ネタも北陸ならではでしょうか、新鮮なお魚たちでした。

あっという間にお寿司のコースを平らげ、第一の目的である国立工芸館へ。特に予約はしていないので、途中でしいのき迎賓館に寄ったりお店を冷かしたりしながら、国立工芸館へ。2020年に開館したばかりですのでところどころで案内がなかったりして途中で迷いましたが、中村記念美術館(お茶道具の素晴らしい美術館です)のスタッフの方が丁寧に教えてくださり、「美術の小径」を上っていったところに威風堂々とありました。

移転開館5周年記念の『花と暮らす展』を鑑賞、お花をテーマにしたガラスや陶磁器、漆などが展示されており、どれもさすが国立工芸館が所蔵するものばかりの銘品でした。

少し歩き疲れたので、目の前の兼六園に入る前にお茶でもしましょう、と入ったのは金沢21世紀美術館前にある『金沢20世紀カフェ』という昭和レトロな喫茶店。ご高齢のマダムがお一人で切り盛りしている風ですが、特に込み合ってもなくゆったりした空間、こういうのが落ち着くのよねということで、これまたみなさんレトロなコーヒーフロートやソーダフロートを注文。ものすごい量で出していただきました。

リフレッシュした後は目の前の兼六園へ。加賀藩主前田家の庭だったところで、日本三名園の一つですから金沢に来てここを訪れたことのない人はいないでしょう、既に来た事がある方も初めての方も、訪れる季節によって移り変わりのするこの広大な庭を存分に愉しみました。

その後ホテルへ徒歩で戻ってチェックイン。夕食の時間までは休憩タイムです。お部屋が広く、また展望もありましたので癒されます。

夜はホテルから近くの評判のお店、『のど黒めし本舗いたる』へ。正確にはのど黒めしはお昼の時間帯しか営業しておらず、夜は『酒と人情料理いたる』で頂くのですが、控え目なコース料理を頼んでいたところ、食べきれない量のコースが!そしてどれも唸るような美味しさです。半個室のようなところで、わいわい騒ぎながら金沢のお料理、十分堪能させていただきました。

ホテルから4分のお店ですが、腹ごなしに少し片町から木倉町を歩きながら遠回りをしてホテルへ帰ってきました。みなさん15000歩くらい歩きましたね。それでは明日に備えてゆっくり休みましょう。海外と違ってバスタブもあり、アメニティも充実しているので手ぶらで泊まれるこの気楽さは国内旅行の醍醐味です。