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無事帰国、2025年度の海外研修、お疲れ様でした <DAY9>

前日22時に出発したエールフランス0274便は、羽田空港に無事ほぼ定刻で到着しました。欧州直行便はウクライナ戦争前より3時間ほど長くなり、この3時間が結構キツイのですよね。

夜の18時40分過ぎに着陸して外を見ると、もう日が暮れていることにちょっと驚きます。というのも現地では夏時間になってから20時くらいまで明るかったのですから…そしてなんだか肌寒い。どうやら東京は4月に入って冬のような寒さが続いていたとかで、そのおかげか最後の葉桜混じりの桜もなんとかこの週末に鑑賞できそうです。

さて、今回のツアーでは添乗員エリちゃんに大変お世話になりました。いつも笑顔で元気はつらつ、添乗のメイン業務であるスケジュール管理に関しては抜かりなく一歩も二歩も先を読んで行動して下さるおかげで、無駄なく効率よく動くことができました。参加者のみなさんも「娘みたい、というか娘よりかわいい」などと誰からも愛されるキャラのエリちゃんですが、時には時間に遅れてきたドライバーには堂々としかりつけ相手の非を認めさせ「チップあげないよ」と脅し教育をし直すという、なかなかのしっかり者なのです。普通なら摩擦を避けようとなあなあにするところを筋をきちんと通すエリちゃんの姿勢にドライバーも襟を正し、終日低姿勢で最後には「私の仕事は如何だっただろうか」とおどおどお伺いを立てる始末で「よしよし、私も今朝は怒ってごめんね」と、爺と孫娘のような関係になってしまう、コミュニケーション力ピカ一の添乗員です。

ドライバーさんとのやり取り、時間配分、各種支払いなどツアーリーダーとしての業務以外にも一人一人の行動や体調にも気を配り、時にはお客さんの荷物を持ち、ホテルの部屋の不具合の調整コーディネートから、全員の帰りのフライトの座席の希望席(通路側)確保まで、本来業務ではないところもたっぷりサービスをしてくださいました。

ルイキャーンズでは一緒に楽しそうにお食事の席に着いていましたが、内心ドライバーさんの時間延長など気にしながらだったのでしょう、こそこそメッセージを送りながらも舞台ではニコニコ、ちなみにエリちゃんが飲んでいるのはノンアルコールワインです。お仕事中ですものね。

月1回の割合でどこかの国に添乗に出ているというエリちゃん、今後の夢は南極ツアーへの添乗だとか。ペンギンと戯れるツアー、是非実現させてくださいね!この度は本当にお世話になりました。


2025年海外研修「プロヴァンスとリヴィエラのアンティークを巡る旅」がスタート! <DAY1>

今年の海外研修は南フランスでのアンティークを巡る旅、エクサン・プロヴァンスで開幕です。
例年ですと3月中旬〜下旬に行っていたのですが今回は月を跨いで4月初旬まで。というのも南フランスではシーズンは4月からオープンすることが多く、3月中は多くの施設がまだシーズンオフで開館していなかったりお店がお休みだったりということがあるのです。

今回も昨年、一昨年に引き続きユーラシア旅行社さんで日本発着のツアーを作っていただき、羽田空港から添乗員付きのツアーでいらっしゃる方、現地集散で現地研修だけ参加される方、研修に合わせて前乗りで現地入りした方、研修後、ツアーを離脱して滞在を延長する方、とさまざまな参加方法でみなさんエクサン・プロヴァンスに集合です。ツアー本体には常に笑顔で元気で明るいスーパー添乗員(みなさんで愛情を込めて「エリちゃん」と呼ばせていただきました)が同行しています。筆者はアンヌ先生を伴いパリよりTGVで少し前に入りましたが、羽田空港を朝出発したツアー本体組がパリでマルセイユ行きに乗り換えて、マルセイユからバスでエクサン・プロヴァンスのホテルに到着したのは深夜でした。

セザンヌホテル(この街ゆかりの画家としてあまりにも有名なセザンヌの名前はあちこちで使われています)は旧市街のすぐそばに位置、とても清潔で感じの良いホテルです。アメニティはロクシタンで、フランスにしては珍しくシャワージェルだけでなくシャンプー、コンディショナーまで備わっていました。ウェルカムドリンクもミネラルウォーターがガス入りガスなし1本ずつにコーヒーやハーブティー、そして何と日本並みにタオル地のスリッパまで。私たちの滞在は荷物の移動を避けるべくなるべく宿泊場所を変えない(今回は2箇所)ことにしており、そのために居心地の良いホテルを探すのは必須なのですが、今回のセザンヌホテルも大当たり。バスタブがないのは昨今のトレンドで(バスタブがあることでホテルとしての評価が下がるのです。エコではない、環境に優しくない、と見なされる)、現地的にはプラス評価なのですが、風呂文化の国からほぼ丸一日かけて遠路はるばるやってきた我々の湯船に浸かりたいという欲求は残念ながらしばしお預けです。

明日からの精力的な研修に備え、今夜はゆっくり休むことにいたしましょう。