旗の台・夏の蚤の市

5月に、旗の台カフェにてポップアップイベント、アンティークフェアを開催いたしましたが、第二弾として、「旗の台・夏の蚤の市」を開催いたします。

7月14日のパリ祭にちなんで、フランスの雑貨、アンティーク、ヴィンテージ品を夏の特別価格にて販売いたします。

また当日は協会代表も在廊しておりますので、海外研修やアンティーク検定講習など、ご質問のある方も、ぜひお立ち寄りくださいね!

第8回アンティーク検定試験

6月30日に、第8回アンティーク検定試験(3級・2級・1級)がお茶の水女子大学にて実施されました。
梅雨時で小雨が舞う中、200名を超す受験者が、年に1度の検定試験に真摯に向き合いました。

3級は、今回より若干問題が易しく・・・はなりませんでしたが、選択肢が4択から3択に変更になったことで、わからない問題を当てずっぽうに解答したところで、正答率が上がるに思います。
そのせいでしょうか、受験終了時間を待たずして、退出可能時間になったら終了・退出する受験者が多くいました。

一方2級と1級は、やはり80分間じっくり考えて、見直して、という慎重な姿勢が見られました。

10代から70代まで老若男女が一堂に会したアンティーク検定試験、次回は2020年に第9回が開催されます。

試験は苦手、という方は、3級と2級に関しては講習コースも受けられます。次回第4回アンティーク検定講習は、8月末〜9月に行われます。

箱根でラリックとサラ・ベルナールに出会う!

6月のAEAOサロン倶楽部は、箱根にて。仙石原にあるラリック美術館にて開催中の「パリ世紀末 ベルエポックに咲いた華 サラ・ベルナールの世界展」の見学鑑賞を兼ねて、本展の日本側監修者・岡部昌幸先生による見学会です。
 
前泊組、当日の車組・高速バス組などそれぞれの手段で11時に集合、箱根ラリック美術館の企画リーダーである学芸員の浦川佳代子さんがお迎えくださり、ラリック美術館についてのあらまし、特徴などをレクチャー頂きました。
 
そしてカフェ・レストランLYSにて岡部先生によるランチ・セミナー。メニューはサラ・ベルナール所縁の地であるブルターニュの名物・ガレット(スモークサーモンと温泉卵)に、アンチョビとガーリック味の大人のフレンチフライ、鮮魚のカルパッチョ、デザートはいちごのサラ・ベルナールのスイーツと、美味しいとの評判を裏切らないLYSのお味です。
 

 
ラリックの名品がなぜ日本にこれほどあるのか、日本における美術館作りはどんな経路を辿ってきたのか、70年代〜90年代の日本は果たして世界的に美術品愛好国として信頼されていたのか・・・お話は相変わらず右へ左へ揺れつつも、尽きることのないトピックにみなさんメモが離せません。
 
ランチ・レクチャーを楽しんだ後は、見学鑑賞です。ルネ・ラリックのジュエリー、香水瓶、ガラス工芸品、そしてサラ・ベルナール特別展、途中の「サラのサロン」からは、モネの太鼓橋を模した情景がそのまま楽しめます。
 

終了後は自由解散となりましたが、箱根マイセン・アンティーク美術館を訪ねたり、ポーラ美術館を駆け足で巡ったり、渋滞前に箱根を脱出したり、とそれぞれの大人の遠足を楽しんだ6月初旬の箱根。まだ暑くもなく寒くもなく、気持ちのよい日でした。


 

 

読書会第5回 美しいフランステーブルウェアの教科書

まだ5月の下旬というのにいきなり真夏になってしまったこの日、「美しいフランステーブルウェアの教科書」の第5回読書会が行われました。今日の章は「LES VERRES(ガラス)」、暑い日でも涼しげなガラスのお話です。

ガラスの原料、ガラスの歴史、ヨーロッパ各国でのガラスの覇権の流れをざっとおさらいし、テーブルに登場する食器としてのガラス製品であるボトル、カラフ、ピッチャー、ゴブレ、タンバルなどの特徴を図版や教科書の画像で学びました。

ガラスならではの装飾、カット、グラヴィール、アシッド・エッチング、サンド・ブラスト、オパリン、被せガラス、エナメル彩、金彩・・・美しい装飾が施されたガラスは、何も入れなくても美しいものがたくさんあります。

参加者のみなさんが持ち寄ったコレクションの鑑賞会もいつものように楽しく行いました。

ウィーン世紀末のグラフィック

5月のAEAOサロン倶楽部は、ウィーン世紀末とウィーン工房の世界に浸ってみました。

 
今年2019年は日奥修好150周年の年でもあり、ウィーン本家から多くの作品が日本へやってきています。国立新美術館の「ウィーン・モダン」展、東京都美術館の「クリムト展」が現在開催中、そして秋には「ハプスブルク展ー600年にわたる帝国コレクションの歴史ー」が国立西洋美術館にて開催されます。
 
そんな中、当サロン倶楽部で訪館したのは、目黒区美術館で開催されている「世紀末ウィーンのグラフィック」展、鑑賞に先立ってのミニ・レクチャー会場は、目黒川沿いにひっそりある隠れ家イタリアン「ラ・ルーナ・ロッサ」の個室。なんだか秘密基地のような世紀末風のお部屋で、美味しいイタリアンに舌鼓を打ちつつ、みなさんでウィーン話で大いに盛り上がりました。

 
腹ごなしの散歩の後に辿り着いた目黒区美術館では14時より関連企画で、山之内克子先生による講演会「世紀末ウィーンの社会と文化」がありましたが、私たちが到着した時点では「整理券配布はすべて終了しました」の文字。もう配布と同時に定員に達したそうなのですが、なんと直前になってラッキーなことに整理券のない希望者も補助椅子で聴講できることに!サロン参加者全員が潜り込んで、素晴らしいお話を聴くことができました。
 
ウィーンの伝統的な文化とは、ウィーンの19世紀、分離派が誕生するまでの社会や生活はどんな感じだったのか、歴史主義がなぜ興ったのか、ウィーンにおけるビーダーマイヤー様式とはなんだったのか、新しいウィーンの建築様式はなぜその建物がその様式で建てられたのか・・・これまでなんとなく漠然とスルーしていた事象が系統立ててつながり、おかげでウィーン分離派やウィーン工房の成り立ちやレゾンデートル、世紀末の退廃美の誕生などが理解できました。
 
展覧会場は1枚1枚眺めていくと、あっという間に時間が過ぎてしまう充実ぶり。ファインアートとは違う、日常生活に関わるグラフィックの新たなデザインの魅力にどっぷり浸かった展覧会です!


 
本サロンはこじんまりと数名限定で募集したため、あっという間に定員に達してしまいましたがキャンセル待ちの方も多く、第2弾を開催することになりました(こちらもすでに満席です)。秋にはハプスブルクにちなんだテーマで、また何か行いたいと思います。