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アンティーク検定講習・2級が終了

GWの真っ只中の5月2日・3日は第17回アンティーク検定講習・2級の後半の部が開催されました。3週間前に前半を終えている受講者のみなさんの中には、遠方から再び新幹線でキャリーケースを持っての登場された方も。

後半の会場は東京芸術劇場にて、終日の座学講習です。複製芸術(版画、写真、ポスターなど)について、そしてジュエリー史を途中までやったところでお昼に。会場近くの、またもや美味しいインド料理のお店でランチをいただきます。『ワインとスパイスのお店』と謳っているのですがなぜかランチ時にはカレー、でもとても美味しいのです。

午後はジュエリー史の続きを終えて知識をインプットしたところで、講師・青山先生がご自身のショップから持って来てくださったアンティーク・ジュエリー十数点を年代ごとに並べるという課題をみなさんで行いました。ジュエリー史の講座として聞いているときは、ふむふむ、と理解できた気でいても、いざ自分でその知識から年代鑑定をする、となると「あれ、なんだっけ」と戸惑うもの。それでもかなり正解率が高かったので、みなさんちゃんと理解できていたようですよ。

最後に西洋美術史を、国際ゴシックから20世紀初頭のドイツ表現主義まで一気に俯瞰、美術史としてのアカデミックなウンチクは思いっきり飛ばして、各美術様式の代表的な絵画から描かれている装飾工芸をも一緒に読み解くというアクロバット的な美術史です。

この講習では西洋美術史の十分な時間が取れないので、現在Eテレで放映中の30分番組『3か月でマスターする西洋美術』の紹介をしたところ、なんとみなさん既に視聴していました!

2日目、午前中は建築と家具について、代表的な装飾モチーフをオンラインで学び、いよいよ最終見学は迎賓館・赤坂離宮です。総監修者・岡部昌幸先生に登場いただき、正門の装飾の解説も「どこが創建当時のオリジナルで、どこが第二次大戦後に修復した際に加えられた装飾か分かりますか?」から謎解きがスタート。主庭、建物内、前庭と岡部先生オリジナルの解説付きで回りました。今年に入って訪問されたマクロン大統領やトランプ大統領との会食時の食器なども展示されていました。

GWの真っ最中とあって、はとバスやJTBのツアーなど人混みが凄く、また夜間開館ということで前庭ではコンサートなどもあり、普段以上にキッチンカーも出ていました。鑑賞後は休憩所のカフェにて甘いもので疲労を回復しつつのディプロマ授与となりました。

受講者のみなさま、4日間の講習おつかれさまでした。あらたな鑑定士の卵の誕生です。