第2回アンティーク検定・対策ブログ=その3=

【3級】
 
・日本で代表的なアンティーク・フェアの名前を知っていますか?東京では骨董ジャンボリー、さいたまスーパーアリーナ骨董アンティークフェア、アンティークフェアin新宿、平和島骨董市なんてのがありますね。関西で最大のフェアは、京都大アンティークフェアでしょうか。
 
・テーブルウェアのアンティーク品は、「これって何に使うもの?」という疑問がわいて、楽しいもの。これは何かわかりますか?
 

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・今日本でも人気の北欧アンティーク。北欧ってところでどこの国?
 
・陶器と磁器の違いは、もちろん割ってみなくてもわかります!叩いてみて、キーン、という澄んだ音がするのは?
 
【2級】
 
(西洋美術史)
 
・有名絵画は、絵のタイトルだけでなく、それがどこにあるか(なぜそこにあるか)を知るのも大切なことです。例えば「最後の晩餐」・・・
 
・バロック、ロココ・・・言葉の語源を知っていますか?
 
(西洋装飾美術史)
 
・ウェッジウッド、ロイヤルクラウンダービーなどの有名な陶磁器窯は今も続いており、有名シリーズ製品が存在します。代表的なシリーズは、知っておきましょう。マーケットなどでもよく見かけるものです。
 
・アール・ヌーヴォー期のガラスには、色々な技法が施されています。アプリカシオン、ヴィトリフィカシオン、パチネ・・・それぞれの意味を憶えておきましょう。これは、ドームのヴィトリフィカシオンです。
 

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第2回アンティーク検定・対策ブログ=その2=

 前回に引き続き、第2回アンティーク検定の対策blogです。
 
【3級】
 
・アンティークというと、ヨーロッパばかりに目がいきがちですが、アメリカのものもあります。『ファイヤーキング』とか『ベークライト』って、なんだか知っていますか?
 
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・日本の骨董で使う言葉と、西洋アンティークで使う言葉、言葉は違っても意味や技法は同じ、ということがあります。『染付』、『切子』って、なんだかわかりますか?
 
【2級】
 
(現在時事アンティーク)
 
・北欧の家具作家の代表的な椅子を憶えておきましょう。ウェグナー、ヤコブセン、フィン・ユールなど、日本でもリプロダクション品はよく見かけますね。
 
・リニューアルされた、国立西洋美術館。ここの所蔵品の由来を知っていますか?
 
(外国語・英語)
 
・Japonisme と Japanning の違い、わかりますか? 
 

第2回アンティーク検定・対策ブログ=その1=

 いよいよアンティーク検定まで、あと2週間となりました。
 受験するみなさんは、普段から、アンティークや美術に興味のある方達ですので、特別な勉強が必要なわけではありません。でも、知らないことを知る、という好奇心はとても大切です。
 これから試験日までの間、こんなことを中心に、おさらいしてみてください。
 
【3級】
 
・「アール・ヌーヴォー」、「アール・デコ」という名前の由来はなんでしたでしょう?
 
・クリスタルとガラスの違い・・・クリスタルには鉛が含まれています。その鉛クリスタル(レッドクリスタル)が開発された国は?
 
・アンティーク・ドールで『ジュモー』というメーカーがあります。よく聞く名前ですね。どこの国の工房?
 
・優雅なティータイム。カップ、ソーサー、プレートと3点セットのものを何と呼ぶでしょう?
 
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・ジュエリーでよくあるカメオ。ストーンカメオとシェルカメオがあります。カメオってそもそもどんな意味?
 
・銀食器。英語で言う『スターリング・シルバー』、銀は何%入っているのでしょう?
 
【2級】
 
(西洋美術史)
 
・美術家と美術商(アートディーラー)の関係は、切っても切れない関係。ドガ、ルノワール、ピカソ、ポロックの画商は、それぞれ誰でしたか?
 
・スキャンダルを巻き起こした、マネの『オランピア』。この絵には構図の元となる絵画が存在します。それは・・・?
 
・絵を実際に美術館で見ると、想像していたよりもサイズが大きかったり、小さかったり・・・画集やインターネットでは、イマイチそのサイズ感が頭に入らないものです。たとえば、ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』と、ダヴィッドの『皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式』の絵、さてどちらが大きいか、答えられますか?
 
(西洋装飾美術工芸史)
 
・今年創立240周年を迎えた、ロイヤル・コペンハーゲン。バックスタンプの意味を知っていますか?
 
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・マイセンの中での有名シリーズ、『ブルー・オニオン』。青いタマネギって?
 
・天然鉱物の中で最も硬いダイヤモンド。このカットは時代と共に進化してきます。現在主流のカットは、何面体あるのでしょう?
 
 

国内のアンティーク・フェアは、モノを見る目を養う、よい機会

 5月も最後の週となりました。
 

 さて、普段アンティークのモノにあまり触れる機会がない、という方にとっては、チャンスの週です。というのも、なかなかアンティーク・ショップや骨董店には入りにくい、あれこれ聞くのは恥ずかしい、手ぶらで帰ってもいいのだろうか・・・と、お客さまは神様の国であっても、二の足を踏む人は意外と多いもの。その点、こういうアンティーク・フェアは何百というお店が平場に同時に並ぶわけですから、いろいろなお店を見比べたり、催事期間中の特別な掘り出し物に出会えたりもします。
 

 5/26(火)27(水)の2日間、さいたまスーパーアリーナにて「骨董アンティークフェア」が、5/29(金)〜31(日)の3日間は、新宿・第一生命ビルにて「アンティークフェアin新宿」が開催されます。どちらのフェアも年2回のみ、しかもインドアですから、このところ初夏を思わせる東京の日差しも避けられます。
 

  ・さいたまスーパーアリーナ「骨董アンティークフェア」
 
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  ・「アンティークフェアin新宿」
 

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 どちらも「初日が勝負」とも、「最終日の終了時刻間際が値切りのチャンス」とも言われていますが、アンティーク品は1点限りのものばかり。出会いと、インスピレーションを大切に、気に入ったものがあれば、お財布と相談の上、手に入れる絶好のチャンスかもしれませんね。
 
 

美術商のおはなし 〜ハウス・オブ・ヤマナカ〜

 古美術やアンティーク好きの人にとって、大変に面白い本をご紹介しましょう。
 

 『東洋の至宝を世界に売った美術商 ーハウス・オブ・ヤマナカー』
  朽木ゆり子著
 
 

house_of_yamanaka
 

 19世紀末、ヨーロッパでもアメリカでもジャポニスムが流行り、数多くの日本の美術工芸品が輸出された時代に、山中商会という日本の美術商が活躍し、世界中に顧客をもつまでになりました。ところが今やその名を知るものはほとんどいなくなってしまった、それは何故?という近代美術史最大の謎を解く一冊です。
 
 松方コレクションとのかかわり、ロックフェラー家との手紙でのやりとりなど、美術品市場を学ぶにあたっても、面白いエピソードが満載です。
 
 タイトルを見ると、なんだか日本の逸品を海外に売ったワルモノのようにも見受けられますが、そもそも日本の美術品・工芸品を高く評価したのは欧米人であり、日本美術を海外へ紹介した、という点で、山中商会をはじめ、美術商の果たした意義というのは大きいのです。
 
 美術品、工芸品が、何億、何十億という値段になり、資産となっていく背景には、美術ディーラーとオークション、この2つが近代以降、大きな役割を果たしています。作家や工芸家が自らの作品を、最初から高額で売った訳ではありません。
 
 生産者と最終消費者の間の流通過程をなるべく省くのが、一般の製品流通におけるコスト減につながりますが、美術品・工芸品には、この流通という過程で目利きがいないと、どうにもなりません。それが美術ディーラーであり、また公開オークションという場なのです。
 
 まあ、まずは読んでみてください。