第12回アンティーク検定講習・3級

この週末はアンティーク検定講習・3級を実施いたしました。2018年よりアンティーク検定は試験と並行して講習形式でも行われ、年2回実施されていますので今回で6年目・第12回となりました。大人の習い事は楽しく学びたいもの、年1回の試験で一発勝負で臨む人ももちろんいらっしゃいますが、講習に参加して一からゆっくり学ぶ、というこの講習コースも人気です。なんといっても出席して受講すれば資格が取得できるのです!

2日間で3級のレベルをすべて網羅するのですが、興味があれば知識ゼロで受講していただいても全く大丈夫。アンティークとは?西洋とは?美術と装飾美術の違いは?といったきほんのき、から講習がスタートします。

初日は「アンティーク入門」「陶磁器入門」「ガラス入門」「銀器入門」。どの分野もまずは広く浅く、要となることを覚えていきます。

ー陶磁器の分類は?

ーボーン・チャイナってなあに?

ーヴェネツィアのガラスとボヘミアのガラスの違いは?

ークリスタルって普通のガラスとどう違うの?

ー純銀ってどうやって見分けるの?

こんなアンティークの基本を学んだ後に今年7月に行われたアンティーク検定試験・3級の問題を解いていくと、あら全部解けるじゃないですか、ということに。一人で「西洋骨董鑑定の教科書」を読んでいてもなかなか頭に入らなかったことが、一気にクリアになったようです。

陶磁器・ガラス・銀器の基本的な鑑定も実際のアンティーク品を触りながら行っていきます。この講習は鑑定品のお土産付き、今回はクリストフル社が某ホテル用に制作したアイスクリーム・スプーンが鑑定品でしたよ。

2日目の講習は「様式」「家具・建築」をオンラインで受けたのち、外出・見学を行います。今回は旧前田侯爵邸へ。東洋一の大邸宅と言われ、使用人だけで100人いたと言われる戦前の上流階級の館、チューダー様式とは、和洋館並列住宅とは、金唐革紙とは、と見どころ満載な見学地です。

2日間の集中講習は修了、カフェにて修了証授与&懇親で無事終了いたしました。

次回3級の講習は2024年1~2月を予定しています。どなたでもご受講いただけます。