アンティーク検定・秋の対策講座について その2

**続き**
 

 平日昼間に開講される講座で、アンスティチュ・フランセ東京という学校があります。
 

 ここは、東京では永いこと「日仏」と呼ばれて親しまれてきた、旧東京日仏学院。2012年に、フランス大使館・文化部と統合し、アンスティチュ・フランセ東京という名前に名称変更されました。
 それでもみなさん「日仏」と呼んでいます・・・名称変更はなかなか行き渡るのには時間がかかりますね。
 それに、アンスティチュは、英語でいうInstituteなのですが、フランス語式発音に、日本は慣れていませんから、ちょっと難しいのでしょう。
 

 この学校は、フランス政府公認機関、フランス語・フランス文化を普及する目的を持っています。
 アトリエ「Art de vivre で学ぶ、フランス・アンティークの世界と鑑定」は、2014年4月より、当検定試験の対策講座としてスタートしました。受講生の中で、パリ・ビエンナーレ海外研修に参加された方も何人かいらっしゃいます。
 他のカルチャーセンター、カルチャースクールとの違いは、フランスに特化したアンティークの授業をしていること。
 

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 フランス語の知識はなくても受講できますが、フランス語によるビデオを見たり、フランス語でどういう表現をするか、といったことも学び、そのため、2期(=20時間)以上受講すれば、アンティーク・コレクター2級以上の検定試験における、外国語(フランス語)の試験が免除合格になります。
 そもそも当検定試験の外国語は、語学の能力を問うものではありません。アンティークの品に触れるにあたって、例えばカタログで記載されている言葉は、アンティーク界ではどういう意味なのか、そんなことがわかっていればよいのです。
 

 アンスティチュ・フランセ東京は、飯田橋駅から徒歩7分ほど、市ヶ谷駅からも歩けます。
 やや上り坂に位置していますが、中はフランス村。
 レストラン「ラ・ブラスリー」やカフェ、フランス語の書店、図書館メディアテークや、映画上映のためのホールもあり、建築物もユニークです。
 

 アンティークの講座は木曜日の14:30~16:30に開かれています。
 秋学期の申し込みは、10/15(木)ですが、夏学期は早々に満席となりましたので、お早めにお申込みください。
 

 なお、このアンスティチュ・フランセ東京にて、10/3(土)~10/4(日)の2日間、「フランス蚤の市」が開催されます。
 入場無料、パリのクリニャンクールやヴァンヴの蚤の市の光景が、学院内に広げられます!
 

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アンティーク検定・秋の対策講座について

 秋ですね。欧米の学校は9月スタートのところが多く、新しいことを始める季節でもあります。
 そして、文化の秋。暑い夏は、とにかくだらだらやり過ごしてしまったけれど、美術鑑賞などしてみようか、という気になる季節ですね。

 
 「アンティーク検定」第3回は、12/6(日)に実施されますが、検定に向けて、ちょっと勉強してみようかな、という方にお勧めの対策講座について、学校の特色などを踏まえながらご説明したいと思います。

 
~よみうりカルチャー~

 
 現在、恵比寿センター、町屋センター、浦和センターの3校にて、アンティークの講座を開講しています。

 
 恵比寿センターは、恵比寿駅ビルでもある、アトレ内7F、これ以上便利な場所はありません。(アトレ内には、書店、スターバックス、郵便局…なんでも揃っていて、こちらも便利!)
 講座は第1・第3金曜日の午後1時~2時半です。
 毎回、アンティークのテーマを絞って(「ボーンチャイナの器」とか「セーブルとリモージュ」など)、紐解いていきます。
 

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 町屋センターは、荒川区文化センターとの共催のカルチャーセンターです。
区の施設でもあるため、こちらのセンターのみ、受講料がお安く設定されています。場所も町屋駅の目の前にある建物で便利、ただ、建物は、若干昭和の雰囲気が残っています!?
 講座は、第1火曜日の朝10時半~12時です。
 こちらの講座は、講義、アンティークフェア見学、アトリエの3本柱で、アンティークの世界を広く浅く、俯瞰していきます。
 

 
 浦和センターは、浦和駅から少し歩きますが、最もお洒落な空間である、浦和ロイヤルパインズホテル内に入っています。
 このセンターでの講座は、この「アンティーク検定」に特化した対策講座で、日曜日3回だけで、一発合格を目指します!
 なかなか平日には時間が取れない、普段からゆっくり勉強できる時間も取れない、という方に、おすすめです。
 前回の浦和センターで対策講座を受講した生徒さんは、全員「第2回アンティーク検定」に合格いたしました。実績100%です。
 

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 よみうりカルチャーの秋の各講座、申し込み等は「対策講座・イベント・セミナーのお知らせ」をご覧ください。

 
**続く**
 
 

パクりとコピペと、名画と工芸品

 東京オリンピックのエンブレムの盗作疑惑に続いて、トートバッグのデザインで著作権法侵害の疑いが持たれている、我が国のデザイナー。アシスタントが実際にトレースしたと白状して、販売を取り下げているものが何点かあり、日夜ネット上で炎上しています。
 

 著作権という概念が生まれたのは、それほど古いことではありません。かつて、芸術家は過去の「他人のもの」を模倣しながら、作品を生み出していたのです。
 

 美術史上で有名なものを挙げてみましょう。
 

 ・ジョルジオーネ作「眠れるヴィーナス」1510〜11
 

Giorgione
 

 ・ティツィアーノ作「ウルビーノのヴィーナス」1538
 

Tizian
 

 ・モネ作「オランピア」1863
 

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 これは、パクリ?それとも、「影響を受けた」に過ぎないのでしょうか?
 

 また、これはどうでしょう。
 

 ・ゴヤ作「プリンシペ、ビオの丘での銃殺」1814
 

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 ・マネ作「皇帝マクシミリアンの処刑」1867
 

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 ・ピカソ「朝鮮の虐殺」1951
 

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 絵画だけではありません。工芸品の世界にも、山ほど例があります。
 

 フランスのシャンティ窯では、柿右衛門そっくりの軟質磁器が作られています。いわゆる「柿右衛門スタイル」と呼ばれるものですね。
 

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 さて、今の時代だったら、これらもすべて「炎上」しているでしょうか!?
 
 

夏は、やはりミステリー!? 〜アンティークにまつわる、ミステリーご紹介〜

 美術品、骨董品を巡るおはなしは、古今東西ミステリーの題材としても打って付けではないでしょうか?
 

 今日は、3冊をご紹介。
 

 その1:「死体あります アンティーク・フェア殺人事件」by リア・ウェイト
 

文集文庫「死体あります アンティーク・フェア殺人事件」

文集文庫「死体あります アンティーク・フェア殺人事件」

 骨董市を舞台に、4人の古美術商が殺され、やはて5人目の殺人が・・・
 

 その2:「アンティーク鑑定士は疑う」by エミール・ジェンキンス
 

RHブックスプラス「アンティーク鑑定士は疑う」

RHブックスプラス「アンティーク鑑定士は疑う」

 鑑定士が盗難品の査定に、博物館へ赴くと、贋物が混じっており・・・
 

 その3:「アンティーク鑑定士は見やぶる」by エミール・ジェンキンス
 

ランダムハウス講談社「アンティーク鑑定士は見やぶる」

ランダムハウス講談社「アンティーク鑑定士は見やぶる」

 ニューヨーク・オークションハウスの裏話もたくさん登場、鑑定方法の解説もバッチリ・・・
 
 ミステリーですから、これ以上は語らないようにしましょう。
  
 是非お試しあれ。

暑い夏は、骨董ジャンボリーへ!

 連日の猛暑続き、これだけ暑いとさすがにうんざりですね。
 
 ヴァカンスたけなわの8月、本場ヨーロッパでは、オークションハウスも夏休み、アンティークマーケットや蚤の市も出店者が極端に少なくなるのですが、避暑地と呼ばれる、水のある地域(例えばカンヌやビアリッツなど)では、避暑客向けなのか、オークションが夏に開かれますし、ヴァカンス地では、ヴァカンス客向けの蚤の市なども開かれたりしています。
 
 さて、東京では明日から3日間、年に2度の大イベント・骨董ジャンボリーが東京ビックサイトにて開催されます。初日はアーリー・バイヤーズ・デー、一般の人でも特別のチケットを購入すれば、この日に入場することができます。1点ものの骨董・アンティーク品ですから、誰よりも早く入場してお気に入りを見つけたいのが、コレクターの性。
 
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骨董ジャンボリー公式サイト
 

 
 ここは冷房完備の屋内フェアですから、熱中症の心配、ご無用です。よいものに巡り会えますように!