アンティーク鑑定士をめぐる映画

 アンティーク鑑定士って普段どのように仕事をしているのか、馴染みのない方にはなかなか想像し難い職業かなと思いきや、このところ立て続けにアンティーク鑑定士が登場する映画が製作されましたね。
 
 今年のお正月映画『鑑定士と顔のない依頼人』を見た方も多いでしょうか。一流の鑑定眼を持つオークショニアで、自らもコレクターである主人公が事件に巻き込まれて行くゴージャスなミステリー、登場人物には美術品修復家、元画家でオークショニアの談合の相棒、顔を見せない資産家令嬢の依頼人、と華麗な世界が繰り広げられるストーリーです。大道具、舞台もゴージャスならペテンも壮大なスケール…見ていない方の為に、これ以上バラすのは止めておきましょう。
 
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 邦画では『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』が話題になりました。
ルーブル美術館で撮影許可が下りたのは、あの『ダヴィンチ・コード』以来だという話。(2015年から無休を目指すこの美術館で映画のロケができる機会も、今後はそうそうないことでしょう。)
 
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 たった一夜でフランス語が話せるようになる等、かなりストーリーに無理はあるものの、鑑定士Qが真贋を見分ける能力を日々培って行くプロセスはなかなか面白いものがありました。
 
 まだ見ていない方、まずはこの2作品、秋の夜長に如何ですか?