日別アーカイブ: 2015年12月1日

アンティーク検定・直前対策勉強会を終えて

 11/29(日)に、1週間後に迫った第3回アンティーク検定のための、直前勉強会を行いました。
 

 場所は、前回の受験者がオーナーでもある、東京都品川区のカフェ。本来は日曜休業のところ、特別にこの勉強会のために貸し切りで開けていただきました。
 

 カフェで、プロジェクターやスクリーンの設備がないことから、少人数に限定して参加者を募集したところ、特に2級では定員を超える申し込みがあり、その熱心なモチベーションに、多少窮屈ながらもみなさんと一緒に、楽しく勉強会を実施することができました。
 

2級
  

 試験のための対策、というと、どんな問題が出るのか?と、正解を解答することばかりに神経が集中してしまいがちですが(当然ですね)、そもそもこの検定試験の目的は、これまで日本には系統立てて学ぶことも、その手段や術もあまりなかった西洋アンティークという世界を広める、知ってもらう、興味を持ってもらう、ということで始まったのです。ですので、正解を解答するのはもちろん大切ですが、そのプロセス、好奇心、これらを大切にしていただければ、と思っています。
 

 本検定試験の監修者・岡部昌幸先生がティータイムよりご参加、美術史を中心に解説してくださり、引き出しが豊富すぎていろいろ興味深いお話をされると、直接試験には関係ないことであっても、みなさんとても熱心に耳を傾けられていました。
 

 来年から、不定期開催ではありますが、時折日曜日にこうした勉強会&ティータイム&懇親会、といったアンティークの会を開催できれば、と思っています。
 

 さて、試験のヒントなる話題を少し。
これは、『フローラダニカ』のプレートで、19世紀後半のもの、オークションハウス・Sotheby’sに出品されたものです。
 
floradanica
 
 Sotheby’sといえば、世界最古のオークション会社、現在では株式も上場しています。
 

 ちょうど、ロイヤル・コペンハーゲンのお話をしていたところ、カフェのオーナーが最近1枚手に入れた、という『フローラダニカ』のプレートを見せてくださいました!
 

 やはり、品格のある、手描きの絵付けが見事なポースレンですね。