フランス文化に関するフリーマガジン、BONZOUR JAPON という雑誌があります。最新号No.60のテーマは、
「アール・ヌーヴォーと建築の都、ロレーヌの旅」前編
エミール・ガレを生んだナンシーを訪ねて
Voyage en Lorraine
terre d’Art Nouveau et architecture
À la découverte de Nancy, ville natale d’Émile Gallé
というタイトルで、アール・ヌーヴォーの聖地、ナンシーに関する特集が掲載されています。ちょうど3月に研修で訪れる、ナンシー派美術館、ナンシー市美術館、そしてブラスリー「エクセルシオール」まで、網羅されています。
ナンシーの名物に、マカロンがあります。マカロンというと、ラデュレなどに代表される、中にクリームの入った、色とりどりのマカロンを想像されるかもしれませんが、あのスタイルは20世紀になって作られるようになった、いわゆるマカロン・パリジャン。そういえばコッポラの映画「マリー・アントワネット」にも登場しましたが、マリー・アントワネットの時代にあのマカロン・パリジャンはまだ存在していなかったはず。
もっと古くからあるマカロンは、フランス各地で作られていましたが、ナンシーのものはスール・マカロン(soeur macaron)と言って、もっと素朴なアーモンド菓子。soeurはシスターの意味ですので、修道院で作られていたのが起源です。
ナンシーは、華麗な食通の町、というわけではありませんが、意外とこのように素朴なもので美味しいものがたくさんあります。
3月のパリ&ナンシー海外研修は、まだ参加者募集中です。是非一緒に、エクセルシオールでのランチ、アール・ヌーヴォーの散策を楽しみませんか?