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心惹かれるチャイナドレス展へ

6月、すでに2回目のAEAOサロン倶楽部では前回のイスラム美術に続き、1930年代の上海モダンガールの象徴、チャイナドレスの展覧会へ足を運びました。

東京の文京区後楽に日中友好会館という、戦前に旧満州国日本留学生寮だった建物があります。その中に1988年にオープンしたのが日中友好会館美術館、中国の伝統工芸から現代アートまで様々な展覧会を開催しているのですが、今回の特別企画展『心惹かれるチャイナドレス展』は、19世紀末から1940年代までのファッションを、特に国際モダン都市・上海を中心に西洋モードから影響を受けて移行していく過程がうかがえる展示です。

この会館内にも美味しそうな中華レストランがあるのですが、今回の懇親会ランチは飯田橋・神楽坂エリアで見つけた、フレンチのようなシックなチャイニーズ、結華楼さんの個室にて。ふかひれのスープ、北京ダック、抹茶小籠包、エビのオーロラソース、トマト冷麺などしっかりコース料理でいただきました。トマト冷麺など、ほぼイタリアンのプリモ・ピアットに出てくるカッペリーニ・ポモドーロのようなお味。

あいにくの雨でしたが、神楽坂通りから歩いて日中友好会館美術館へ。飯田橋から行くとあの不便な陸橋でしか行けない立地にあるのが玉に瑕ですが、そこまで知名度があるとは思えない美術館なのに、展覧会場は結構な人でにぎわっています。そろそろ会期終了間際であるのと、メディアの評判も上々なのか、雨の中の平日午後にして多くの鑑賞者であふれていました。

私たちが「チャイナドレス」と呼んでいるものは、1930年代の上海で誕生したもの。そのルーツとなるものが清王朝・満州民族の旗袍(チーパオ)と言う伝統ファッションであり、やがて上下セパレートのものからワンピース型のドレスへと変遷していく過程で女性の地位向上や美意識の変化が生まれ、そこに国際様式、アール・デコが入り込み立体裁断が生まれ、また新たな素材革命が起き…とたった40年くらいの間に大きく変わったチャイナファッションの歴史をじっくりと深掘りすることができました。

纏足の靴や手刺繍の小物類の展示もあり、そう広くない会場がぎっしり20世紀初頭のチャイナドレスコレクションで彩られていて、とても充実した展覧会でした。

飯田橋駅まで戻り、ちょっと疲れたのでお茶でも、ということでGODIVAカフェへ。上質なチョコレートが雨のうっとうしさを癒してくれますね。

夏のAEAOサロン倶楽部、絶賛プログラム思案中です。もう少々お待ちくださいね。