ピカソの陶芸と地中海に想いを馳せる会

AEAOサロン倶楽部・6月の会は2020年にオープンしたばかりのヨックモックミュージアムにて開催中の「地中海人ピカソ」展を見学し、ピカソと地中海との関係に迫る、という企画でした。というと大袈裟ですが、地中海料理を食べて、ヴァロリスに移り住んだピカソとその陶芸を知ろう、という集まりです。

ヨックモックと言えば、日本中の家庭にあのシガールの缶ケースを何かの容れ物に使っているのではないかと思うほどポピュラーな、それでいてとても美味しいお菓子が有名。実は海外の方にもヨックモックは大好評です。ヨーロッパやアメリカの人へのお土産というと、ついつい抹茶や小豆系のお菓子で日本らしさを感じてもらいたい、と思いがちですが、本気で誰にでも喜ばれるのが実はヨックモック。今回のご参加者の中にも海外駐在をされていた方が、激しく同意されていました!

まずは、夏らしいランチでスタートです。ミュージアム近辺で地中海料理のお店を色々探したのですが、数名で落ち着いて簡単なミニレクチャーもできて、お料理も美味しく雰囲気のよいところ、となればヨックモックそのものがあるではありませんか!表参道のヨックモックショップに併設されているブルー・ブリック・ラウンジにて夏のコースランチをいただきました。

当初は「お天気がよければテラスで」とお願いしていましたが、お天気はよいというより、湿度が高く一降り来るかも!?という微妙な感じ、お店の方の機転で店内のよいお席をご用意いただくことができました。

メニューは、最初にハーブのアイスティ、海ぶどうが添えてあるフルーツトマトのファルシ、とうもろこしや枝豆の乗ったパイを添えたコーンスープ、鱧と彩り野菜の冷製フレッシュパスタ、デザートはグレープフルーツとライチジュレのパフェと、本当に夏らしい、まるで地中海のリゾートホテルのラウンジで優雅にランチをいただいているかのよう。美味しいものをいただくと幸せになるのは誰しも同じで、初めて顔を合わすメンバーでも楽しくお話しが盛り上がりました。

このお店は予約時からアレルギーの有無やメニューの説明などとても丁寧にご対応いただき、こういうサービスは集客につながりますね。11時の予約の時点でかなり埋まっており、13時の退店時には席待ちの列ができていました。

ランチ後はヨックモック本店から歩いて10分ほどのミュージアムへ。南青山という都内でも屈指の高級住宅&商業地、散歩をしているだけでも楽しいエリアです。

そして辿り着きました、ヨックモックミュージアム。設計は隈研吾建築都市設計事務所出身の栗田祥弘。青色の屋根瓦は、ヴァロリスの赤茶色の屋根瓦をイメージしてつくられたものということですが、お隣に立つ秀和レジデンスの建物とピッタリ調和していますね。そういえば秀和レジデンスのコンセプトが南欧リゾート風だと聞いたことがありますが、まさに地中海での共通点が。

現在ミュージアムは予約制で30分枠に6名とあって、小さなミュージアムでも混雑することなく、ほぼ貸切状態のように見学することができました。

ところでなぜヨックモックミュージアムにピカソのセラミック作品が展示されているのかというと、ヨックモック社が30年以上かけて500点ほど蒐集してきたようです。今回はその中で「神話世界にあそぶ」というテーマのもとに集められた30点余りと、常設展示の54点が展示されていました。

写真撮影はNGですが、この椅子スペースでは記念撮影が可能です。

カフェやミュージアムショップ、ライブラリースペースなども、コンパクトながら地中海風な明るい雰囲気でした。

終了後、近くにある登録有形文化財の指定を受けているメゾンデュミュゼの外観を見学したり、青山地区の建築やブティック、お店を散策しながら帰途につきました。

ご参加のみなさま、楽しかったですね。お付き合い有難うございました。

7月のサロンは、2回とも例外的に平日開催です。8月はお休みです。