日別アーカイブ: 2016年9月12日

2017年、公式海外研修(プレお知らせ)

 今年2016年は日本でも、アール・ヌーヴォーに関する展覧会がすでに多く開かれました。1月から4月まで、東京都庭園美術館で開かれた「ガレの庭」展、6月から8月にかけてサントリー美術館で開かれた、「生誕170周年 エミール・ガレ展」、三井記念美術館にて7〜8月に開かれた「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」展・・・また来年には、国立新美術館にて「ミュシャ展」が予定されており、すでに話題になっています。
 

 それで、2017年の公式海外研修は、19世紀末〜20世紀前半に隆盛した二大装飾様式、アール・ヌーヴォーとアール・デコをテーマに、その魅力を再発見したいと思います。
 

 題して、『来た、見た、知った!アール・ヌーヴォー&アール・デコ』
 

 パリを中心に、ガレやドームたちの活躍したアール・ヌーヴォーの聖地、ナンシーへの1泊旅行を通して、フランス地方の魅力も一緒に味わいながら、100年前の美の世界へと誘います。
 
musee_ecole_nancy 
 
 現在、現地の講師らと日程を調整中ですが、2017年3月中旬を予定しています。3月も下旬からは年度末の春休みに入るせいか、日本からの航空運賃が若干高くなりますが、その前の比較的安い時期に、一緒にフランスの春の訪れを体験しに行きませんか?
 

 また、この3月中旬は、年に2回開催されるシャトゥーのアンティーク市がちょうど開かれています。シャトゥーは、セーヌ下流の中にある島、かつては印象派の画家たちが集まり、「印象派の島」と呼ばれ、愛されていた静かな島です。ルノワールの「Les Canotiers à Chatou(シャトゥーでの舟遊び)」は、ここで描かれた作品で、今でも製作された場所にレプリカが立てられています。(本物は、ワシントンのナショナル・ギャラリー所蔵。)
 
canotier
  
 ところでこのシャトゥーのアンテイーク市、伝統的に « Foire nationale aux Antiquités, à la Brocante, et aux Jambons – Ile de CHATOU »(アンティーク、ブロカント、ハムのナショナル・フェア ー シャトゥー島)と呼ばれており、アンティーク市の中に開かれている、ハムをはじめとするフランスのガストロノミー市としても有名です。
 
chatou_cochon
 
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 最後の日は、シャトゥーのアンティーク市を訪れ、フランス伝統の農産物(ハムだけでなく、ブルターニュやノルマンディー産の牡蠣、リヨンのソーセージ、サボワ地方のチーズ、各地の名産ワインetc.)をつまみ食いして、大いに楽しむプログラムを企画中です。
 

 詳細は、今月中にはupする予定ですので、どうぞお楽しみに!