日別アーカイブ: 2024年3月18日

2024年公式海外研修:フランスの工芸を巡って~リモージュ&オービュッソンとパリ~Day 1

2024年の公式海外研修がスタートしました。今年はフランスの工芸の代表であるリモージュ磁器とオービュッソンのタピスリーという二大工芸地を訪れる装飾美術・アンティークの研修旅行です。フランスはパリだけでなく田舎が素晴らしいし美味しい、というのを実地で感じることのできる内容、企画者も初めて訪れる地もあってワクワクです。

前回に引き続き、今回も日本発着のツアーを株式会社ユーラシア旅行社さんにお願いしました。おかげでエール・フランスの直行便を早いうちから押さえることができました。

朝6時に羽田空港に集合。前泊組、当日組などみなさん遅れることなく定時に集合。早速出国しますが、出国の列がすでに「最後尾はこちら」の札が出るほどのすごい出国者数にびっくり!!昨年5月の海外研修時も同じこの羽田空港第3ターミナルを出発していますが、当時は10時の集合でも出国ゲートは1つしか開いていなかった事を思えば、コロナが5類に移行後の海外旅行がインバウンドも含めて凄いことになっているのを実感します。

もはや2年も続くウクライナ戦争のおかげでパリまでの直行便の飛行時間、行きは14時間50分、大人しくじっとしているのもなかなかキツイですが幸い行きの飛行機、エコノミーは満席ではなく若干空き席があった様子、ビジネスとプレミアムエコノミーはしっかり埋まっているという現象にも経済の上向き(と格差)を感じました。

ロング・フライトの末にパリに到着、空港で1時間はかかるかと想像していた入国審査とバゲージ・ピックアップが到着のタイミングが良かったのか奇跡的にあっという間に済み、ここから専用バスでホテルへ向かいます。こちらも順調で1時間ほどでオペラ界隈のプチホテルへ到着。ドイツから現地参加の方がロビーで迎えてくださって、みなさんで初の顔合わせとなりました。

このプチホテル、立地は最高に街中なのですが、現在朝食ルームがリニューアル中で朝食はルームサービス(4星なので銀の盆に載ってくるかと思ったらUberスタイル!でも美味しかったです)、そしてプチだけあってエレベーターも最高にプチ、定員2名とありますがスーツケースと一緒に乗ると定員1名、これにはびっくりしました。こういうのも古い建築ならではですね。

初日の夜は自由行動、もう明日にはリモージュへ発ってしまうので1泊だけのホテルですが、お水を買ったり夕食を取ったり、とみなさんそれぞれパリの夜の街へ出かけていきました。

ここはホテルのすぐ近くのビストロ・「Au Petit Riche」、創業1854年ですぐ近くのオークションハウス・オテル・ドルーオーの開館とほぼ同じ年代、19世紀中ごろからアート関係者、オークション関係者らの食堂としてずっとこの界隈のアートの変遷を見守ってきた老舗です。内装もベル・エポック調で、ああパリに来たんだなあ、と実感できるレストラン。 さて、時差もあるし今日は早めに休むことにしましょう。